主役は?
★★★☆☆
自分は、モネと彼をはじめとする印象派の美術史上の意義を
「"物質固有の色"があるのではなく、光線によって変化していく色をとらえた」
ことにあると考えています。
本書は、見事な例示でその点がよくわかるようになっていることは評価します。
しかし本全体としては、手書き文字に変にこだわったこともあって
妙に余白が多く白っぽい印象です。
絵本を閉じた後、白い印象がつよく、モネのあふれる色彩感が後味に
なっていません。
主役は解説なのか、モネの絵そのものなのか…やや前者に傾倒している
感があって期待はずれでした。
たのしい
★★★★★
いろんな絵画を見たいという人には向いていないが、絵本に沿って、その画家のモノの見方を学んでいく感じ。
すごく気持ちのいい本に仕上がっています。
幼い子供にこそ美しい絵本を。
★★★★★
このシリーズは全巻揃えましたが、中でもゴッホとルソー、スーラはすばらしいと思います。モネは私がとても好きなのでよく読んでやっています。娘はまだ1歳9ヶ月なので、少し早いかなと思っていましたが、もともと絵本が好きなのもあって、すぐになじみました。本を読んであげる際には「太陽はどこ?」「朝かな?夕方かな?」と訊ねながら進めています。まだ幼いので、本文を忠実に読むわけではありませんが、単純に「きらきら」とか「ぽかぽか」など繰り返すだけでも、喜んで見ています。
モネの絵本
★★★☆☆
こういった絵本は外国では多いのですが、日本のものは珍しい。子供が非常に喜んで読んでいます。モネの作品に触れ、歴史もわかり、とても良い本です。