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プリンキピアを読む―ニュートンはいかにして「万有引力」を証明したのか? (ブルーバックス)

価格: ¥1,029
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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17世紀の本 ★★★★☆
科学と宗教がいまだ密接に関係していた
時代の書物です。

歴史という観点からは、1,2、終章が
面白いです。
他の章は、ニュートンの提示した問題と
その証明が読み説かれています。

高校生が読んだら面白そうな本だと思います。
「数学が解き明かした物理の法則」で敗れた方は、この本でリベンジ ★★★★★
やけに「数学が解き明かした物理の法則―ニュートンの『プリンキピア』から量子力学まで 数学的着想と自然観の変遷 (読んで楽しむ教科書)」と
似ていると思ったら、著者が同じ方でした。
正直な所、前書は私にはやや難しく、理系なのにも関わらず数式の嵐を見ていると途中で
挫折してしまいました。
この本は、そんな方々にリベンジとしてお薦めです。

ある意味では、前著よりも更に難しく感じるかもしれません。
プリンキピアの原書に近く、微積分を敢えて使わずに万有引力を幾何的に説明しようとしてくれるからです。
(ある意味、凄い試みです)
幾何的な難解な説明を一所懸命読んでいると、「微積分って簡単なんだな...」と再認識できます。
(逆説的ですが...)
この本を読んだ状態で、再び前著に戻ると今度は理解出来そうな気がします!

どの本で読んだのか忘れたので恐縮ですが、ニュートンも微積分を使えば簡単に説明できるのに
まだ微積分を誰も知らないので幾何的な方法論でプリンキピアを書いたとか...
そういう意味では確かに、微積分の有り難さを分からせてくれる訳で、ニュートンの試みは間違ってなかったと思います。

#天動説と地動説の比較調査をする際に、再び読み直しました。
#残念ながら天動説の細かい点については(当たり前ですが)情報が不足気味です。
#ですがケプラーとニュートンの違いの指摘等は興味深いです。
#数学的な点まで全て理解できた訳ではありませんが、初回読みよりは少し分かったような気がします。
#やはり、ただ読むだけよりは実用的なプレッシャーに押された方が、理解が進みます。
近代の扉を押し開いた科学史の名著 ★★★★★
 プリンキピアという書物が名著とされるのは、森羅万象を、有数の数学的原理で記述・説明したことにある。できる限り呪術的なものや不合理なものをしりぞけ、人間の理性に基づいて世界を認識しようとした点にあり、記念すべき近代的合理精神の幕開けであるといえる。その後の近代社会のエートスを規定した名著であるといえる。
 本書はそのプリンキピアの知的興奮を現代日本人にも分かりやすい形にかみくだき、その過程を追体験し、その醍醐味と科学的意義を味あわせようという一冊だ。
 第一部では当時の科学的背景を説明し、ニュートン力学の命題を整理した後で、第二部では詳細に諸定理を証明していく。さすがにすいすい読めるとはいかないが、じっくりとひもとくことは可能であろう。
 最後にいたり、ニュートンは「神の存在」に言及している。当時としては十分に進歩的であったが、我々からすると十分宗教的・非科学的であるような印象を受ける。評価は難しいところかもしれないが、多くの現代人にくらべれば、筋の通った「科学的説明」を求めているのは間違いのないところであろう。
”Newtonの力学”を読む ★★★★★
Newtonというのは近代と中世の両方に立っているようなところがあり、力学の創始者であることは間違いないのだが、聖書の研究をしていたり、錬金術に凝ったりしていて、間違いなく中世を引きずっている。有名なPrincipiaも、中世の数学はEuclid幾何中心であったことを反映して、微積分を用いずに幾何学的な形で叙述されている。そのために、現代の我々にとって、決して読みやすい書物ではない。現在の我々にとって、”Newton力学”というのは後世の学者によって微積分学を中心とする解析的手法で書き換えられたものを指すのであって、NewtonがPrincipiaで幾何学的手法を用いて展開した”Newtonの力学”を意味しない。この本では、素粒子物理学が専門の和田先生が、かなり噛み砕いた形で解説してくれるので、”Newton力学”ではなく、”Newtonの力学”への格好の誘いとなると思われる。是非一読を薦めたい。