インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

NTTの自縛 知られざるNGN構想の裏側

価格: ¥1,890
カテゴリ: ハードカバー
ブランド: 日経BP社
Amazon.co.jpで確認
改革、できるの? ★★★☆☆
NTT西日本は、
2兆円近い売上に対して、
営業利益が30億円。

東日本でも、
2兆円の売上に対して、
300億円の営業利益。

いくらなんでも低すぎるでしょ。

組織の改革…できないんだろうなぁ。
すべてにおいて内向きだから。
NTTは「電話屋さん」からの脱皮ができるだろうか ★★★☆☆
仕事上の必要があって手に取った。著者は元日経コミュニケーションの記者。かつてNTTの社員でもあったそうだ。

NTTは昨年、一昨年と立て続けに大きなネットワーク障害を起こした。広域にわたる長時間の電話の故障はこれまでのNTTではありえなかった。NTTでは今、いったい何が起こっているのか。これが本書の主題である。

大規模故障の直接の原因はCiscoルータのソフトウェアバグだが、実は本当の原因は技術的な問題ではなく、NTTを自ら縛る「電話的価値観」であると著者はいう。元国営企業としてのプライド、プロダクトアウトの役所的発想、大企業が一社ですべてのサービスを賄う垂直ビジネスモデルが、ユーザや市場のニーズにそぐわなくなってきている。更に加えて、旧態依然とした社内人事や組織形態が変革を阻害し、新しいサービスを生み出す若手のパワーを削いでいる、という。

電話会社として100年の歴史を誇る老舗も、世界の大きな変化のなかで、新しい価値をもつ会社に生まれ変わることを求められているということだろう。数年前かつての国策会社カネボウが消滅した。100年に及ぶ繊維主体の事業の転換が遅れたからである。NTTは電話屋さんではなく何屋さんとして生き残るのだろうか。苦しむNTTを活写して興味深い。
上場会社の自覚無きNTT経営陣の背信行為 ★★★☆☆
この本のテーマであるNGN構想も含め、なぜNTTは上場会社として当然である投資収益率に目を向けた経営ができないのか。この本を読むとその理由が見えてくる。著者は電話的価値観が現在のIP時代にそぐわないことを最も重要な理由としてあげている。だが、それ以上に根本的な問題はNTTの経営陣が経営資源を企業価値向上のために割くのではなく、NTTの現体制維持という目的のために割いていることであろう。規制を免れるためにほどほどの利益しか出さないという本末転倒のNTTの行動様式もNTT経営陣の頭の中では現体制維持という大義名分のために正当化されているのだろう。このような経営陣が組織問題に触れられると株主の利益に反すると株主を持ち出すのはほとんどブラックユーモアである。
「電話的価値観」に自縛された本 ★★☆☆☆
著者の主張をひとことでいえば「NTT はいまだに電話的価値観の呪縛からぬけだせないために低迷している」ということになるだろう.フレッツ網の障害も NGN の低迷も電話的価値観のせいにされている.しかし,この本の内容をすなおによむと,これはこじつけだとおもえる.

フレッツの成功はこの呪縛をまぬがれて自由にサービス開発ができたからだという.しかし,フレッツよりまえ / よりあと (NGN) においても,フレッツにおいても,NTT が電話以外にめぼしいサービスを開発したことがあっただろうか? この本に書かれた NTT の動向は読むに値するが,著者の意見は聞くに値しないとおもわれる.
ハードカバーは高い ★★☆☆☆
NGNに対するNTTの体制について問題点が述べられています。その是非はともかくとして、本書では同じようなことの繰り返しばかりで著者による建設的な意見も述べられていません。値段に見合うだけの価値が感じられません。新書レベルの価格で十分です。