イタリア残酷趣味ドキュメンタリー映画の決定版。ヤラセもあり!
★☆☆☆☆
★アントニオ・クリマーティ&マリオ・モッラ共同監督による、イタリアお得意?の残酷趣味ドキュメンタリー映画。ナレーション付き。野生動物を中心に世界各国の様々な【狩り】を題材にしているが、どうも生理的に敬遠したい、インチキ趣向の例によって例の如しの作品である。本編で一番、ショッキングな話題を呼んだ、人間がライオンに喰われる場面や、センセーショナル?な人間狩りの一部始終の光景は、どう見ても、悪どい〈ヤラセ〉であろう。その他の映像も正直、疑わしい。イタリアが製作したドキュメンタリー映画にはグロテスクな映像や血まみれの場面だけを見せるのが売り物=(目的)のえげつない残酷なシロモノが多い。代表格の『世界残酷物語』を筆頭に、『食人族』『シー・ハンター』『知られざるアフリカ』『魔界の大陸』『ジャンク・死と惨劇』等が、同じ系列に属する。もっともらしい、大自然の風景や風俗描写も挿入されてはいるが、全体的にうんざりな気分にさせられる。心臓が弱い方や虚弱体質の人には、絶対にオススメ出来ない、悪質なドキュメンタリー映画デス…★。
狩るものと狩られるもの。理性が認めたくない地球上の掟。
★★★☆☆
動物達の狩りの様子から、黒人達が動物を狩る様子、やがては(やらせかもしれないけど)人間が人間を狩る(!)様が描き出されます。
弱肉強食こそ自然界の法則、摂理なのだと刻み込まれる一方で、その残虐さや不条理(特に原住民のペニス、頭の皮とばらしていく様)にはやはり、生理的嫌悪感を覚えます。
どう捉えるかは観る人次第ですが、ヤコペッティの弟子だというアントニオ・クリマーティ監督、ヤコペッティより実は上手いんじゃないかと思える名編です。
それまで暑苦しい熱帯気候が続いていた画面ですが、ラストには、雪に覆われた森での人間と犬とのふれあいが描かれていて、かろうじて共存は有り得るのではないかとホッと息抜きできるのが救いになっています。
今では放送できないような映像満載
★★★☆☆
1960〜70年代に流行ったモンド・フィルムの代表的な作品です。
当時、日本でもかなり話題になりました。
ライオンに襲われるシーンは衝撃で、いつまでも記憶していた映画です。
偶然Amazonでタイトルを見かけ、手頃な値段もあって思わず買物カゴヘ。
大変な苦労をして食べ物を得るアフリカの狩りから、現代人の愚行までいろいろ考えさせられる内容でした。
今では放送できないような映像満載ですので、貴重な映像資料としても価値があるのでは?
難しいですね。 こういうのはー
★★★☆☆
この映画のことは子供の頃本で見て知っていました。 人間がライオンに食べられている恐ろしい写真が今でも脳裏に焼きついています。 で、問題のそのシーンなんですが、確かに死んでしまった犠牲者をライオンが食べている様はしっかり写っていますが、肝心の襲われている場面はカメラがやたら動き回っていてよく見えません。 最初に後ろから襲い掛かってくるライオンの動きもかなり緩慢ですし、実際にがぶりと噛み付いている映像がないのでどうしても疑いの念を持ってしまいます。 一方、インディオ虐殺の映像は、かなりリアルに見えますが、ここでも大事な部分にボカシが入っており、どうも真相は藪の中ー。
アフリカの黒人たちがヤリで獲物を狩る姿は確かに凄惨なものですが、彼らの肉体には贅肉というものがまったく付いておらず、ある意味、生きることの何たるかを知らしめるパワーを持った映像ーという言い方も出来ます。 こういう映像を見ると、スーパーで買ってくる肉や魚のことを物品のように思っている自分に気付かされることも確かです。 反対に白人たちがやたら殺傷力の強い武器を使って動物たちを面白半分に殺す姿にはイラッときてしまいます。 もっとも黒人たちも、何らかの謝礼を受け取ってこの様な映像作りに協力しているのかも知れませんがー。 肯定しているのか否定しているのかわからないレビューになってしまいましたが、テレビ全盛の今日、お茶の間では絶対に流せない映像ばかり収録されているので、興味のある方にはお勧めします。 この値段なら買って損はないでしょう。
ドキュメンタリーとして観た場合・・・
★★☆☆☆
当時かなり衝撃的だったと覚えています。
全編に渡っての人間VS動物といった構図で、主に人間の「生」に問い懸けている風では
ありますが、やはり目玉は「サファリパークでのライオンの人食い」「原住民を虐殺」
の2本の映像でしょう。人食いライオンは記憶にあったのですが、虐殺は正直あまり
覚えてなく、改めて見てみましたが、これはヤラセ映像だと思われチョイと減点です。
その他はあまり「衝撃」という観点からは興味のある映像はないのですが、
「価格が安い」という点と、「当時よく上映できたもんだ〜」という感慨で
☆2つです。。