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アザーズ [DVD]

価格: ¥4,935
カテゴリ: DVD
ブランド: ポニーキャニオン
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   ジャック・クレイトン監督の『回転』、ロバート・ワイズ監督の『たたり』。こういった伝統ある幽霊映画のジャンルに先祖がえりするアレハンドロ・アメナーバル監督の『アザーズ』は歓迎すべき作品であり、派手な特殊効果よりも、ムードや音楽、暗示を好んで用いている。舞台は1945年の英国。海岸から遠く離れた霧の立ちこめる島で、グレース(ニコール・キッドマン)が叫び声を上げるところから始まる。彼女は口に出せない恐怖のせいで目が覚めたのだが、おそらくその恐怖は幼い我が子アン(アラキナ・マン)、ニコラス(ジェームズ・ベントレー)をあまりにも過保護に心配しているせいで生じたのだ。子どもたちは日光アレルギーがあるため、3人はかび臭い大邸宅でいつもカーテンとよろい戸を閉めて暮らしている。グレースの夫は戦死しているらしい。この不吉な設定と、何か恐ろしいことが起こりそうな予感は、うまくマッチしている。そしてその予感は、使用人を雇おうと思っているもののまだ募集してもいないグレースのもとへ、見知らぬ3人が使用人としてやってくるあたりからエスカレートしていく。家政婦のミセス・ミルズ(フィオヌラ・フラナガン)に率いられた謎めいたトリオは、長いこと忘れられていたアルバムの中で、昔の住人が死後もポーズを取っているように、グレース親子同様この屋敷の歴史と深く結びついていたのだ。
キッドマンが、ここでも定評のある演技を見せ、主人公の緊張感を最初から最後まで表現しているため、作品の根底にある超自然的なムードが増幅されている。アメナーバル監督は意図的にスローペースにしているが、それがかえって鋭い不安を表すのに適しており、あの世にまつわる物語が予想外の展開を見せていく。アメナーバル監督は本作と同様の効果的などんでん返しを、以前監督したスペイン映画『オープン・ユア・アイズ』(キャメロン・クロウ監督が『バニラ・スカイ』にリメイクした)でも披露しているが、賛否両論のあった『オープン・ユア・アイズ』とちがって『アザーズ』は見事な出来ばえで、観客は否応なく鳥肌が立ち、背筋が凍ってしまう。(Jeff Shannon, Amazon.com)
やはりオチに印象が残る作品… ★★★☆☆
このオチまさしくあの映画…。どっちが先に作れてたのかは知らんが観たのは先に公開されたほうです。「じゃー!お前は最初からオチがわかってたのか?!」と聞かれたら、最後まで気付かんかった(笑)!ま、たとえるならジャンケンで「パー」で4回あいこをくらい、次くらいに「チョキ」がくると予想し「グー」を出すもまた「パー」を出されて負けてしまった感覚に似てます(笑)。←(どんな感覚じゃ!)あの作品もそうじゃがこの作品のラストもなんとも切ない…。。
いい内容だけど ★★★☆☆
霧まみれ、光がない、人がいない、なんだか…暗すぎるんですね。 ホラーだから当たり前だろって言われればそれまでですが、こんな所で生活なんてなんて人生の無駄遣いしてるんだとか普段はそこまで考えないのですが暗すぎてなんか観てて疲れました。 シックスセンスは好きなのに何故だ?(笑) レンタルなんですが借りる前からパケといいなんか暗すぎてやっと借りたのもあるのかもしれませんね。 なおネタバレの可能性があると他の方に迷惑なので私の意見だけに留めておきます。
生者の隣りに存在する死 ★★★★★
暗い深遠を覗き込むような不安が漂う幕開け、一家の持つ不可解な生活に、更に不可解な使用人たちが加わってきます。
枯葉で隠される墓石、死衣のような花嫁衣裳、降霊術、閉じてもまた開けられる扉、これらのプロットがラストとからまって、見るものの胸を打ちます。
ヒロインの悲しみも、娘の反抗も、帰ってきた夫も、磁石が北を向くように全てが「死」のイメージを指し示していきます。

漠とした不安を抱きながら生者は死と隣り合って生きています。
愛も哀しみも霧の向こうへ閉ざされて見えなくなっていくように、死に取り込まれていきます。
モノクロのような画面が美しく、それ以上に美しいヒロインの存在が強烈に迫ってきます。

余談:この映画が気に入られた方はデボラ・カー主演の「回転」も是非ご覧になってくださいませ。どちらも傑作だと思います。
ホラーではない気が・・・ ★★★★☆
あくまでメインディッシュは家族愛と家族の信頼。添え付けでホラーという感じ。
多分、これが発売される前にブームを起こした某不朽の名作映画を見た方なら、ラストは予想できます。事実、私はラストを登場人物たちの言葉で途中で予想できました。
むしろ、この逆転発想はその某映画の影響だと私は思います(某映画も愛をベースに付け加えでホラーという感じでした)

しかし予想できても最後まで楽しんでみることができます。時間があって、DVDを借りたいと思っている方・映画好きさんにはお勧めですね。
ニコール・キッドマンの名演技が光る ★★★★★
ニコール・キッドマンが気品に満ち、美しい。ライラの冒険やオーストラリアもそうだが、貴婦人を演じさせてニコールに並ぶ女優はいない。この作品は、ニコールとフィオヌラの名演技が見どころ。素晴らしいの一語。ニコール・キッドマンの作品は多く観てきたが、美貌と演技力それに芸域の広さで群を抜いている。映画史に残る大女優だと思う。同時代に生き、彼女の作品を観ることができることに感謝したい。