自腹を切って購入した結果は…5つ星評価です!
★★★★★
自腹を切って購入した本ソフトを先ほど一通り視聴しましたので、感想を書きたいと思います。
視聴環境は、テレビはソニーの40型ブラビア(16:9対応)、
DVD再生装置はソニーのPS3(アップコンバート機能ノーマル設定)、
ヘッドホンはソニーのMDR−Z600です。
画面はワイドスクリーン対応なので、テレビ画面全体で再生されます。基本的に上下左右に黒オビは入りません。
なぜか冒頭90秒ほど左右に黒オビが発生しますが、神父の顔のアップが映されてからは、黒オビはなくなります。
(映像特典のオリジナル劇場予告編もワイドスクリーン化されてます。地味に嬉しいです。)
画質はJVD版よりは幾分向上しています。
特に「暗がり」で、JVD版ではよく見えなかった部分が明るくなり、見ることが可能な範囲が広がっています。
「では現画質で十分満足か?」と、問われれば、「否!」と答えます。
その理由はこうです。
たとえば「空」を映すシーンでは、細かい粒子状のツブツブがウネウネ動くため、空全体が蠢(うごめ)いて見えます。
また「人間の肌」を映すシーンでも、「空」と同じ理由で、肌色の部位が蠢いて見えます。
要するに映画を見ている間中、ウネウネ動く粒子状のツブツブに悩まされ、映画に集中することを妨げられました。
これが個人的に実に「気持ちが悪い」。
ですのでデジタル・リマスターの有難味も半減、ですね。
音声は「モノラル音声」と「デジタル・リミックス5.1ch音声」をヘッドホンで聞き比べてみましたが、
「女の叫び声」や「車の急ブレーキ」等の「比較的大きな物音」に若干5.1ch音声の恩恵を感じる程度です。
これまた有難味の乏(とぼ)しさを感じました。
「なんちゃって5.1ch音声」って感じですね。
一番5.1ch音声の恩恵を感じるのが「メインメニュー画面で流れる曲」っていうのが何とも、ね。
音声でもうひとつ気になったのが、DVDをPS3に挿入して、そのまま映画を視聴開始すると、モノラル音声で再生される点。
要するに音声設定が、音声1:モノラル音声、音声2:5.1ch音声なんです。
5.1ch音声が売りというのなら、音声1に5.1ch音声を、音声2にオリジナルのモノラル音声を割り振るべきだと感じました。
チャプターリストは全27章あり、各章に小見出しと画像がついているので、見たいシーンに簡単に行けます。
印象に残る小見出しを抜粋するとこうです。
12章「内臓嘔吐(ないぞうおうと)・脳漿潰し(のうしょうつぶし)」、19章「ドリル貫通(どりるかんつう)」、20章「降り注ぐ蛆(ふりそそぐうじ)」等々。
何という直球ぶり。このチャプターリストを作った方…「分かっている」なあ。
…「分かっている」方なんですが、少しばかり背伸びをして、難読漢字を使い過ぎているのではないでしょうか。
(難読漢字が多いと感じましたので、私の一存で先に紹介した小見出しに「よみがな」をつけました。)
「内臓嘔吐」は「内臓ゲロ」で十分だと思います。
また「脳漿(のうしょう)」の意味を一応、辞書で調べてみました。
脳漿(のうしょう)
1 脳などを満たしている液。脳脊髄液。
2 頭の働き。頭脳。脳みそ。
…これなら本作品の「文脈」から考えると、「脳漿潰し」よりも「脳みそ潰し」でよかったのではないでしょうか。
うーむ、少々残念です。
もうひとつ残念なのが、チャプターリストのサイズが、テレビ画面全体と比較すると、非常に小さいことです。
チャプターリストがテレビ画面中央にちょこんと表示されています。
40型テレビで見てやっと小見出しの文字が確認できました。
(特に、先ほど紹介した12章の小見出しは、字画の多い難読漢字が小さく表示されているため、文字がつぶれて見にくいです。)
何でチャプターリストのサイズをテレビ画面全体に表示するようにしなかったんでしょう?謎が残ります。
日本語字幕は全面見直しされています。
誤字・誤訳の塊だったJVD版から見れば、飛躍的進歩です。
翻訳者の氏名を明記してあるのも好感度アップです。
ちなみに特典映像のオリジナル劇場予告編とラジオ・スポットにも日本語字幕がついてます。
日本語字幕の書体は丸みを帯びた美しいものです。
ますます好感度が高まります。
最後に「隠し特典」について一言。
本ソフトに同梱されていたペーパーによると、
・地獄の門(デジタル・リマスター版)(リリース済)
・怪奇!血のしたたる家(デジタル・リマスター版)(リリース済)
・ビヨンド(デジタル・リマスター版)(リリース済)
・ハウリング(HDリマスター版)(リリース済)
・墓地裏の家(デジタル・リマスター版)(12/3発売予定)
・オペラ座の怪人(デジタル・リマスター版)(12/3発売予定)
上記6作品のうち、任意の3作品(たとえば、フルチ監督繋がりで「地獄の門」、「ビヨンド」、「墓地裏の家」)を購入して、
同梱されている葉書に、同じく同梱されている応募券を3枚(=3作品分)添付して、
本年10/6〜12/31のキャンペーン期間内に切手を貼って葉書を出すと、
もれなく(!)『オリジナル・サウンドトラック「地獄の門」+「ビヨンド」CD』(音楽:ファビオ・フリッツィ)(非売品)がプレゼントされます。
詳細は、「ホラーマニアックス・シリーズ」HP(http://www.cinemart.co.jp/horrormaniacs/)を参照して下さい。
別に景品がつかなくても、「地獄の門」、「ビヨンド」、「墓地裏の家」は購入する予定でしたが、これは嬉しいサプライズですね。
(私、「ビヨンド」の主題曲が大好きなんです♪)
本ソフトの評価は、作品としての価値はもちろん5つ星評価、
ワイドスクリーン化でプラス1、
画質でマイナス1、
音声でマイナス2、
字幕でプラス1、
チャプターリストでプラスマイナス0、
「隠し特典」でプラス1ですので、
相殺し合って、5つ星評価となります。
嬉しいんだが…
★★★★★
この値段ならやはりブルーレイなら良いのにと思わずにはいられませんね(泣)
ゾンビもしかり…
しかし前回手にいれられなかった人には嬉しい仕様。
素直に買わせて頂きます。
うれしいけど・・・
★★★☆☆
海外ではブルーレイが特典満載で発売されているのに、日本ではこの有様・・・。
ブルーレイって日本の技術ですよね?なのに日本では全然盛り上がらないのは何故ですか?
こんな商品を有り難がって買うからかな?
とにかく嬉しい!今から期待しています。
★★★★★
ヤフーオークションでは高値過ぎて全然手が出ませんでした。またビヨンドも発売決定で言う事無しです。
メーカーに問い合わせてみたら墓地裏の家も12月に発売予定とのことですから今から期待大ですね。
辛抱強く待っていたかいがありました。今度はブルーレイで出て欲しいですね。でも名作に間違いありません。早く来い発売日!
待望の再販、しかし特典なしの寂しい仕様
★★★☆☆
画質は最悪でサイズもスタンダードだったJVD版は長らく廃盤、プレミア化していたので今回のリマスター&ワイド収録は嬉しいです。
ですが先に出た海外版DVD&ブルーレイの特典満載の情報を知ってしまうと、どうして同じ仕様を出してくれなかったのかが本当に悔やまれます。
これに限らず、国内ではホラー映画のソフト販売はごく一部の発売メーカーを除いてはファン向けの仕様などは一切考えてくれない無頓着な発売メーカーばかりなのが非常に残念です。
ホラー作品のソフト発売に関しては一向に日本は海外に遅れて発展途上のままですね。
過去の作品でもこれだけ特典映像が発掘されている今日、予告編だけの収録って恥ずかしくはないのですか? 仕様が寂しいのなら通常よりも低価格発売も考えて欲しいものです。
作品はゾンビ映画というよりもゴースト物ですが、うら寂しい架空の町「ダンウィッチ」を舞台にフルチ監督ならではのムードがいい感じです。
「グリズリー」では殺人熊をバズーカでぶっ飛ばしたクリストファー・ジョージが殆ど活躍しないのもご愛嬌ですが。
SPOホラーマニアックへの今後のリクエストです。
フルチ作品の「ザ・サイキック」「マッキラー」「幻想殺人」、その他で「デモンズ3」「デモンズ95」「アクエリアス」、異様な展開が見所の「笑う窓の家」アルジェントのテレビ作品「サイコファイル 全4話」「キャロルは真夜中に殺される」「ビヨンド・ザ・ダークネス」「悪魔の微笑み」「カリブゾンビ」、廃盤状態の「ヘルオブザリビングデッド」「ナイトメアシティ」や一向に国内でDVD化されないポール・ナッシー作品などをソフト化希望。