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燃える蜃気楼(上) (講談社文庫)

価格: ¥730
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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作者のライフワーク第三弾 ★★★★☆
2004年度版このミス10 58位
作者、得意のスペイン物で、作者のラーフワークとなる、「中立国スペイン」における日・独・英のスパイ戦を描いた作品。本作品はシリーズの第三作にあたり、日米開戦から米英軍の北アフリカ上陸までである。
日本から送り込まれたスパイ・北都昭平は米英の圧倒的な国力、そして日本の暗号が解読されていること、真珠湾の攻撃が予見されていることから、日本の参戦を回避しようとするが、彼の意に反して日米が開戦する。日本の敗戦を予見する北都は、戦局が有利なうちに和平の道を探るべく暗躍する。その前に、日系アメリカ人ナオミが現れる。彼女は敵か?味方か?そして、戦火に引き裂かれた北都とヴァジニア・クレイトンの運命は?
本作品の後半には、作者得意の大仕掛けが仕組まれている。しかし、この大本は第一作に仕掛けられているため、「イベリアの雷鳴」「遠ざかる祖国」を読んでいないと、驚きが1/10位になる。一作目は十分におもしろいので、未読の人は前二作を読破(!)してから、本作にトライして頂きたい。