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遠ざかる祖国(下) (講談社文庫)

価格: ¥730
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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欧州における諜報員同士の腹の探りあい ★★★★☆
第二次世界大戦下のスペインで諜報活動を行う北都昭平を
主人公とした作品。北都はMI6のヴァジニア・クレイトンと共
に英国に渡り、ドイツ軍の空襲にも屈しない英国の底力を実
感する。また、諜報活動の結果、日本の暗号が解読されてい
る事を知る。日本の開戦を阻止するべく活動するが、北都の
思いとは裏腹に歴史の歯車は回っていく。

前作『イベリアの雷鳴』から本作までは、まだ日本は開戦して
おらず、欧州における諜報員同士の腹の探りあいといった感
じである。

作品の終盤で、日本が真珠湾を攻撃し日米開戦となる。
ようやく物語が本格的に動き始めたという所で終わり。

はたして日本の運命は?
そして敵国人となってしまった北都とヴァジニアの恋の行方は?
次作以降に期待したい。
スケールの大きな作品です。 ★★★☆☆
第二次大戦前夜のスペインで繰り広げられる虚々実々の諜報戦。イギリス、ドイツ、日本、スペインの思惑が複雑に交錯する作品。登場人物は前作『イベリアの雷鳴』でおなじみの人物達が多く登場し、前作を呼んでいない人には、楽しさが十全に伝わらないおそれあり。1940年を描いた前作から、終戦の1945年まで一作ずつ創作して六部作にする予定だとか。なんとも大きなスケールの作品となります。
エンターテイメントとして楽しめましたが、背景となる歴史を勉強するともっと楽しめるかも。
waste of time and money ★★☆☆☆
作者、得意のスペイン物で、作者のラーフワークとなる、「中立国スペイン」における日・独・英のスパイ戦を描いた作品。本作品はシリーズの第二作に当たり、真珠湾攻撃による日米開戦までである。

対独戦勝利のため、米国を参戦させたい英国。しかし、米国の国内情勢は参戦をよしとせず、米国の参戦のためには日本側に先制攻撃をさせる必要がある。一方で、日本から送り込まれたスパイ・北斗昭平は米英の圧倒的な国力、そして日本の暗号が解読されていること、真珠湾の攻撃が予見されていることから、日本の参戦を回避しようとするが、祖国は彼の意志から遠ざかり、開戦へ突き進んでゆく。
 前作「イベリアの雷鳴」を読まずに本作品を読むことは相当の苦痛を伴うことになる。ご注意頂きたい。本作品を単体で評価するとはっきり言ってwaste of time and moneyである。しかし、本作品を読まないと次作「燃える蜃気楼」にはついてゆけない(次作は良作)したがって「イベリア・・・」を読んで本シリーズに興味の湧いた方は、本作品にトライして頂きたい。

 本作品は新聞に連載された作品のせいか、同じ説明、表現が何度も出てくる。これが作品のテンポを悪くしているとともに、作品を無駄に!!長くしている。この傾向は作者の他の連載からおこした作品にも見られる傾向であり、是非改善してほしいのだが・・・。