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風が強く吹いている スペシャルエディション [DVD]

価格: ¥6,300
カテゴリ: DVD
ブランド: バンダイ
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走ること、つなぐこと、生きること ★★★★☆
今年劇場で見た映画の中で最も(いい意味で)意外性があったのが、この『風が強く吹いている』だ。

弱小陸上部、寛政大学の学生寮“青竹”にカケル(林遣都)が入寮する。寮のまかないを一手に引き受けていた4年生のハイジ(小出恵介)は、寮生たちを前に「これから、この10人で箱根駅伝を目指す」と高らかに宣言するのだが・・・。

マネージャー兼コーチのハイジ君、ダメダメの部員達にいきなり高い目標を無理やり押し付ける星一徹のようなことはしない。(実力者のカケルは別格として扱い)部員たちの性格や脚質を見極めて、きめ細やかなメニューで確実に実力アップを図っていく知将ぶりは、現代社会で求められる理想の指導者像といってもよいだろう。

そのハイジ君指導の元、記録会→予選会→本戦大会と部員たちがステップアップしていく様子を、途中の練習風景と共に実にリアルな映像でカメラが追いかけている。箱根駅伝の熱戦ぶりも、(丹念な取材が物を言っているのか)九州ロケというハンデをまったく感じさせないほど上手に撮られているのだ。

クライマックスで盛り上げようとするあまり、現実乖離した過剰演出が観客をおいてけぼりにするようなミスも犯してはいない。ほどよく抑制の効いた演出のおかげで、こういうスポ魂系ムービーがよく陥りがちな罠をうまく回避できているのである。

そして、それぞれの部員が心に抱える挫折経験が走ることによって浄化され、いつしか“タスキをつなぐ”という目的のために部員たちの心が一つになった時、観客の心もまた部員と同じカタルシスを覚えるにちがいない。

『走ることの意味』を問い続けたハイジとカケル。映画はその結論を見せてはいないが、ダメダメ部員たちが走る中でそれぞれの“意味”を見つけたように、映画を見終わった観客それぞれが自身の人生に照らし合わせて見つければいい。感動を観客に押しつけようとしない監督の立ち位置にも好感がもてる。

映画館を出た後、頬にあたる風が久々に心地よかった1本だ。
それなりに観れた ★★★★☆
大学駅伝という地味になりがちな題材を、個性あるキャラクターを登場させドラマティックに仕上げた作品。小説同様リアル感は薄いものの、それなりに観れた作品だった。
スペシャル…? ★★☆☆☆
映画が観にいけず、せめてDVDはいいものを!と考えてスペシャルエディションを購入。

まずスペシャルエディションでビックリ。

・特製ケース
・新聞
・特典ディスク
がついていましたが、これに1000円近く払う…。さすがに値引きされていたとしても、観たときは微妙でした。
役者さんや監督さんがどういう気持ちや考えで映画に望み、撮影していくうちにその考えが変化し、映画ひとつでも関係者がいかに成長していったかが伝わってきて面白かったのですが、正直なところ原作のファンの私はイマイチでした。でもここは人の好みですし、役者さんが好きで…という方はいいDVDではないかなと思います。
内容はインタビューや映像をDVDにした感じです。(+PVや舞台挨拶付き)

あと本編ですが、他の方の評価に期待しすぎたせいで逆にがっかりしてしまいました。
や、よく考えたら2時間もない映画で作品全ての魅力を出せるわけがないのですが、箱根までがかなりカットされていて、箱根自体も8、9区メイン。
当たり前と言われたらそれまでですが、どうして期待しすぎてしまったのか…。映画館で見たら迫力に飲まれてそうでもなかったのかもしれません。
あとラストについて触れている方がいらっしゃいますが、確かにラストは…まぁここを気にするかも好き好みなんでしょう。

一言言うのであれば私もファンですが、あまりレビューに期待しすぎないようにということです。
あと特典で悩んでいる方はケースも素敵なのでファンなら記念にどうぞ!
走るの好きか? ★★★★★
何度も劇場に足を運び、毎回涙を流した作品がやっとDVD化!実際にアオタケメンバーがいたらきっとこんな風に笑って泣いて喧嘩して、また笑っているんだろうなぁとアオタケメンバーを近くに感じられる作品でした。日々の生活の中で心が折れそうな時、自分に負けたくない時、仲間を思い出した時。そんな時に背中を押してくれる映画です。【寄せ集め10人】が引き寄せた【キセキ】は、きっと見る人にもパワーを与えてくれます。忙しいスケジュールの中、練習に練習を重ねた俳優陣の走りにも注目です。
映画としては良作だけど… ★★★☆☆
ひとつの映画として見るのであれば、役者さんの走るフォームもしっかりしているしそれぞれのキャラクターもイメージに合っていると言えると思います。

ただ、原作ファンとしては、十区の演出が許せませんでした。滲んでた涙も引っ込むくらいには。
あのシーンをもっと原作に忠実に描いていてくれていれば★五つをつけても良かったです。