ここでの評価を見て、覚悟して購入しました。
まず写真集としては、まるでひとつの物語を見ているような面白さがある。
インドにたどりつき、そして去るまで。
異国感を満喫できる・・・けど・・・。
もっと色々な小出恵介を見せてほしかった。
映っているお尻もただちょっと写っちゃった、という感じの
セクシーとは無縁な感じ。
（上半身はそれなりに脱いだショットが多い）

そしてなにより顔のピントが結構甘めの写真が多い。
これは写真としてはいいけれど、小出恵介の顔のピントが甘い写真が多いって
この写真集を買う人の気持ちを完全に無視しているような・・・。

いい点としてはインタビューがかなり本気。
小出恵介の今が丸ごと詰まっているといってもいいような長文でかなり面白いのでは。
そして小出恵介のナビゲートでインドの雰囲気を味わえる。
そう割り切れれば・・・まぁ、それなりに楽しめるのではないでしょうか。

全体的な印象は、｢静寂」でした。
撮影地がインドと言う事で、もっとエネルギッシュなギラギラした写真を想像していたんですが良い意味で予想外。
前作写真集はどちらかと言うとアイドル的でお茶目な感じの小出君でしたが、今回は25歳の大人男子の魅力満載です。
巻末のインタビューも密度の濃いもので、大満足の一冊です。

いわゆる普通のアイドル写真集とは全然違います。
アート作品集として捉えた方が正しいのかもしれません。

写真にはエネルギッシュで混沌としたインドの現在の風景と、
幼少期をインドで過ごし改めて訪れた25歳の小出くん、
さらに小出くんの中にある情景（記憶）とが入り交じり、ふしぎで心地よい空気感が漂っています。

インドの雑踏の中にウォーリーのように小出くんが紛れている写真や、
小出くんが写っていない写真、余白が多いという点も確かに目立つかもしれないけど、
それも含め全体の構成がいいリズム感を生み出していて、本としての質の高さを感じさせます。

写真家の藤沢江理奈さんとふたりきりでベッドルームにこもって撮ったという表紙の写真のシリーズには、ふと気を抜きかけた瞬間の、リアルな表情ときれいなからだ（おしりも！）が写し出されていて、見応えもレア感もあり。

巻末の超ロングインタビューでは、生い立ちから現在の俳優業についてまで、惜しげもなく正直にいろんなことを語ってくれています。

写真でも、インタビューでも丸裸。全体を通して、ある意味テレビのつくられたイメージだけではわからない、"25歳の小出恵介の今" が色濃く映し出されていて、まるで本人に触れることができたかのような感覚になれる、いい写真集だと思いました。

せっかくの大きいサイズの写真集なのに、
肝心の写真は小さくて、白い余白がほぼ半分と言える…。
写真は、大人っぽい小出くんがつまっていて
インドに合わせて地味目な色合いの写真集。
この値段で、この内容ではイマイチ物足りない。
インタビューは読み応えあり。

私は恵介くんのオシリに3000円払った気持ちでいますよ・・・。

恵介くんが写っていないショットがあったりします。
景色だったり人ごみだったり。
ロングショットも多いかな？
マメのような恵介くん。
２．３ページしか恵介くんが載っていない雑誌に800円とか出したりする事を考えると、（私はそう。可愛いショットだと買っちゃう。）これでも良いと考えるファンはいると思います。

いわゆるアイドルの写真集ではありません。
彼は雑誌の連載コラムの内容も超個性的です。
彼らしい仕上がりと言えば、そうなのかも知れません。