有機化学の決定版!
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大学有機化学の概要の勉強に最適だと思います。
カラフルなイメージが多く、反応に必須である電子の動きを理解しやすいです。
高校化学までしか授業は受けませんでしたが、難なく取り組めました。
やっぱり化学はおもしろい♪
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学生時代、これのいくつか前の版の本書を手にして勉強していました。今回の版にはありませんが、フラーレンの構造図に、わくわくしていたと思っています。
さて、あらためて社会人になって最新の本書を買ってみましたが、やっぱり面白かったです。1章から読めば、化学専門に勉強をしてこなかった方にも楽しくわかる内容になっていると思います。ぜひ、未読の方はご一読ください。
低炭素社会なぞという、わけのわからない造語(炭素=二酸化炭素などという考えの化学を学んでない人間の造語)に振り回されている昨今。もう一度、有機化学を勉強してみませんか?
そして、本書だけでは物足りなくなってください。だって、本書は、わずか半年間の講義を主体に考えて書かれてある本なんですから・・・。化学の世界は本当に広いです。その大海原に飛び込んでください!
教科書として
★★★★★
非常にコンパクトにまとまっています。コンパクトゆえに暗記ではなく、
理解に重点がおかれているので、暗記モノとして有機化学をとらえてい
るならば読後は相当印象が変わるはず。ただし、(繰り返しますが)コ
ンパクトなので、必要最低限の記述にとどまっているため、深く理解す
るにはそれなりの努力は必要で、非常につらく感じる部分もあるかもし
れません(あたりまえですが)。しかし、その努力がまったく無駄にな
らない一冊です。おすすめです。
お勧め
★★★★☆
学部生が始めに使う書籍として有用。概説なので、細かさはないが、反応機構を詳しく電子の矢印で説明し(反応式を横に書いていくのではなく、縦に書いていくマクマリー独特の書き方もよい)、有機化学を考える上での基礎を身につけることができる。モリソン、ボイドのほうが説明が詳しいが、くどくど説明してあるため、要点がつかみにくい。本概説の後、マクマリー有機化学、クラム、パイン有機化学(マクマリーとは章の分類の仕方が違い、役立つ)に進み、マーチ有機化学を使いこなせば、相当な力がつくと思われる。有機化学の書籍は1種類で良いということはなく、長所短所があるため、各レベルの本を持っておくと後々役立つ。役者は伊東先生を中心に東北大出身のグループで訳は非常にこなれている。マクマリーの洋書は、英文も読みやすく、論文を読む際の訓練として、挑戦すると良いかもしれない。
いい教科書です
★★★★★
有機化学の基礎を学ぶために書かれた教科書です。幅広い有機化学を一冊の本にまとめているため説明が不親切なところがあるのは否定できません。しかし、色分けや立体視を効果的に使っていてとても見やすい本です。暗記よりも理解を、という筆者の思いが伝わってきます。
問題の解答に解説が載っていないので別冊の『マクマリー 有機化学概説問題の解き方』があったほうがさらに理解が深まります。2冊買うとかなりの金額にはなりますが。