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建築家なしの建築 (SD選書 (184))

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 鹿島出版会
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多様性の表れ ★★★★★
本書で紹介されている想像を超えた都市の姿に、
知らず知らずのうちに身に付けてしまった自分の狭い思考の枠組みを思い知らされ、
普段いかに固い頭で考えているのかということに気付かされました。

表紙の裏の
「私たちの建築的な偏見を探検する旅の出発点を示す」
という言葉がじっくりと身体に染みてきます。
現代の建築を考えるきっかけにも ★★★★☆
本書では暮らしのなかで自然発生的に成立発展した伝統的な集落・建築を「建築家なしの建築」とよび、世界各地の「建築家なしの建築」を紹介している。例えば、日本では島根の「防風林に囲まれた住居」などがある。白黒ではあるが、ほとんどすべての事例が写真とともに紹介され、見ていると旅に出たくなった。

冒頭で著者はこう述べる。「風土的な建築は流行の変化に関わりがない。それは完全に目的にかなっているのでほとんど不変であり、まったく改善の余地がないのである。」

広義での旅行案内書 ★★★★☆
建築というとまずは建物を思い出しますが、ここでは、むしろ
人工的築造物と捕らえたほうがいいでしょう。
プリミティブな人工物や無名なヴァナキュラーな建物あるいは
自然発生的な住居を紹介することによってB・ルドフスキーの
正統的建築史への挑戦がうかがえます。
本書は展覧会のために収集された写真に解説を添えた編集なので
パラパラとめくって見るという読み方になってしまうと思います
が、序文を読むとB・ルドフスキーの洞察力の鋭さもうかがえます。

そして、カバー見開きにあるように
-ルドフスキー自身が語るように、これは
 「私たちの建築的な偏見を探検する旅の出発点を示す」
 「一種の旅行案内」なのである。と、有ります。
建築関係者は当然ながら、一般の人にも、人間の底力を
垣間見る旅行案内書になるのではないでしょうか?