難しい
★★☆☆☆
何しろ古い本なので日本語訳も古くて直訳調。
すばらしい本との評判で読んではみたものの、最近の本に
慣れた私にとっては何を言ってるのか主語が何なのかわからない文もあった。
私は一応建築士で、建築設計の仕事をしているのである程度は理解や想像が
できるのだが、全体をよく理解できたとはとても言えない。
こういう難しい本に高評価をつけて自己満足できる人が読む本かな。
現代文で翻訳されたらまた読みたいと思う。
まずはル・コルビジェの名著を読んでから
★★★★☆
名言に建築はすむための機械なんてすごい言葉を書いているのが印象的でその理由をいろいろな対比で照らし合わせています。たしかに、すばらしい本なのでこの本を踏まえたうえで今後の私たちの住むための価値観というものに対して考えなければならないのかなと思います。
でも、私から見れば飛行機も船も速度をという利便性の機能性を求めるのに対し、建築は合理的な性質を求めるのもに価値観もあるので、やや偏ったお話になりますが、良書。
住宅は住むための機械
★★★★☆
白くてガラスだらけのモダンな住宅はなんとなくきらいで、
住宅といえば瓦で縁側でしょう、という気持ちを持っていた。
どんどん変わってしまう街並みより、何100年たっても変わらない
フィレンツェみたいな街並みの方が良いと。
でも、船舶も飛行機もあらゆる道具が進化する。なぜ家だけ進化
すべきと思わぬのか?というようなことが書かれていて納得。
技術の進歩や環境、生活に合わせて、変わっていくことが正しい、
という考え方もあるかもしれない。
住宅は住むための機械。言葉だけ知っていたけれど、そういう
文脈なら、まあそうね、という感じ。
コルビュジェさんが色々くだまいている姿が目に浮かんで、楽しい
お勧めの本です。
コルビジェのめざすもの
★★★★★
建築家コルビジェが1923年に書いた本。設計の仕事をはじめてあらためて読み直すと似たような悩みと模索をこの巨匠も持っていたんだと感激します。(恐れ多いですが)若い頃に読んだ方も多いでしょうが再読をオススメです、勇気をもらえます。