全体的に見れば…
★★★★☆
この作品はなかなか名作なのではないでしょうか。
世界観やストーリーと、それを演じるキャラクターにもそれぞれ魅力があり、ヴァンシップによる飛行戦闘なども見所です。
しかし、いくつかのレビューで言われている通り、最終話間近で駆け足になってしまい消化不足になっています。
あと数話分余裕があったら良かったのに……。ディーオとかあの後どうなっちゃったんでしょうか。(どちらにしろあまり良い方向には向かわなさそうですが)
ですが、それを差し引いても見る価値はあるんじゃないかな、と思います。
まず一話目を見ていいなと思ったら、続きを見るといいです。
着地はもっとしっかりして下さい
★★★★☆
全体的には面白かったです。村田氏のキャラの力も大きく大空を巡る世界を堪能しました。
しかし・・他でも指摘されてますが最終話の急ぎ足展開は頂けません。
25話の段階で『これ終わるのか?』と不安に思いました。
例の重要キャラの結末を見せなく曖昧なままいなくなったのが納得いきません
(曖昧のまま終わったらそれも一つの結末と演出で納得させてくれれば良かったのですが・・)
キャラの結末がどうなろうがしっかり見せる義務はあるはず。
着地をしっかり描写しないとせっかく積み上げたそれまでの物語が霞んでしまいます。
良く出来ていた作品なだけに、そこが悔しいくらい惜しいです。
壮大な物語の結末を余韻込みでじっくり味わいたかった・・。
最後の駆け足展開は玉に瑕
★★★★☆
ハイクオリティ・アニメの最終回ということで楽しみにしてましたが、
よく言われているように最終話での急ぎ足の展開と
それによる素っ気無いほどの人物描写は残念でした。
特にディーオとルシオラについては
もっと掘り下げられたんじゃないかと思うので悔やまれます。
シリーズ前半は割と遅めの展開だったので、
もっとテンポ良く進めていってせめて最終話の内容は
2話に分けて描いてほしかったと思います。
全編通してそれなりには面白かったですが、
映像以外に特別優れた部分が無いのも事実。
脚本のいまいちさはずっと目につきました。
見ても損はしないと思いますが、
特にオススメは出来ない作品です。
う~ん、さすが!!
★★★★★
ゴンゾのエキスがしみ出ている作品。広大な世界観に、細かい設定。マニアックな艦船ファンも楽しめるであろう、戦闘シーン、趣味に走らない、いい感じのキャラクター。そして何より豪勢に使われるCG、村田蓮爾氏のすばらしいキャラデなど、「青の6号」の直系を感じさせる、ゴンゾならではの秀作だ。特にボクは独特な世界観と、魅力的なキャラにクラっときてしまった。美術さんのがんばりに思いをはせずにはいられない19世紀的な世界は、ストーリーを抜きにしても画として純粋に見てみたいと思わせるものがあり、それがキャラの造形と見事にマッチング。それぞれ、その世界観のメンタリティーを反映したキャラ設定で、マイペースで無自覚な天才のクラウスと現実的で隠れた努力家のラヴィのベスト・カップルを中心に生活の匂いを混ぜながら、かといって下世話になることなく、それぞれのキャラの個性を引き出して周辺を固めているのは手堅くて好き。けど、ボクは特にディーオのファンだったのでこの終わりはちょっとね・・・
ゴンゾアニメでボクがあまり好きではないのが爆発シーンなんだけど、これは相変わらずだな。それにヴァン・シップの動きがあまりにフワフワしてて現実感がないのも引っかかる。それに世界観が広がりすぎてるせいかアナトレーとデュシスの関係がイマイチ不明確だったり、ギルドが何者なのか、もっといちゃえばエグザイルって何なのかってな根本的な設定がはっきりしない。最後はかなり急ぎ足で、破綻してるわけじゃないけどわかりにくさはいなめない。それにディーオとルシオラ主従が・・・とまぁ、気に入らないとこ書き出してみたんだけど、逆に言ったらこのくらいしかケチのつけどころがないってことで、全体的に見たらべらぼうにクオリティーが高い作品になっていて、ゴンゾ10周年記念作品の名に恥じない。見て損はない。
最高です!!!
★★★★★
最終回の艦隊戦、鳥肌が立ちました!すごいです。CGだけに頼らず、戦術、ストーリー内容も近年の作品では郡を抜いています。ラストも気持ちよい終わり方で、「本当によかったなぁ。」と感じさせられました。続編を望む気持ちは大有りですが、これだけのクォリティは望めるのでしょうか・・・。複雑です。