台湾古式の強い火入れ
香ばしく厚みのある
力強い味わいが特徴です

◆日本でも古くからおなじみの鉄観音茶

中国福建省の安渓から台湾に持ち込まれた鉄観音茶は、現在、台北の文山区木柵で栽培されています。この一帯は茶畑、茶館が多くとても気もち良いところ。台北中心部からもほど近いので旅行に行かれた際には足を伸ばし、本場の茶芸をお楽しみいただくのも面白いでしょう。もとの安渓の鉄観音は時代とともに軽い火入れのお茶へと変化していますが、台湾の鉄観音は昔ながらの強い焙煎が特徴です。

◆焙煎の香ばしさと厚みある味わい

烏龍茶の中では発酵度は高め、水色は濃い赤茶色です。しっかりとした焙煎を行うことで生まれる焙煎香と深い味わいは、心をゆっくりと落ち着かせてくれます。この味に覚えがあるという方も多いはず。どなたにもとても飲みやすいのでギフトとしても安心です。

◇産地
　台湾文山

◇このお茶のおいしい淹れ方
　湯温度　95度
　茶葉の量　6g（湯300ml）
　抽出時間　１回目　1分　以降＋10秒
　2回目以降70秒、3回目80秒と10秒程度ずつ長くしていくのがおすすめの淹れ方です。

◇適した茶具　陶器
　陶器の茶器は材質に含まれる鉄分などが香りや苦みの成分を変化させ渋みがやわらぎまろやかな味になると言われます。