ことば遊びは最高ですね
★★★★☆
川柳などだけではなく、日本語の同音異義を利用したことば遊びは奥が深いものです。
その割りに、そのジャンルで面白い本が少ないのも不思議なものです。
阿刀田 高 さんの教養がちょちょぎれるこの本はそのような少ない本の1つです。
最近ようやく、「爆笑力」という阿刀田さんとはちょっと違う面白い本も出ましたが、解説本で終わらないことような貴重な本は、ギスギスした効率一辺倒の世の中を変える力を持っているのではないでしょうか。
言葉を見つめなおす
★★★★☆
普段から当たり前のように言葉を使って
会話をしたり、書いたりしている。
言葉によるコミュニケーションの難しさはさておき、
本書ではその言葉によって遊び、楽しむ。
ただの駄洒落というにはあまりに深みがあり、
面白みがある。
日常的に使っている言葉を見つめなおす。
そしてそこに楽しみを見つける
自分の感覚で捉えた言語解釈で
★★★★★
ユーモア辞典のすすめ。まことしやかな真っ当な辞典さえあれば生きていける。しかし、その人なりのユニークな辞典があってもいいのではないか。最も知られているのはビアス著『悪魔の辞典』、ちくりと批評精神がこもっている。〈例語〉平和(peace)=国際関係について、二つの戦争の期間の間に介在するだまし合いの時期を指して言う。追伸(postscript)=ご婦人の手紙の中で、急いでいるときにはそこだけ読めばいい部分。 これに倣った郡司利男著『国語笑字典』には「さけ(酒)」=酒は涙かため息かー税金だよ。著者の空想『天使の辞典』国際化=そうむつかしいことじゃないんだ。五親等以内に外国人がいることだ。 このように辞書とは、しかつめらしく書いたものばかりでなく、自分なりに捉えた解釈でもいいのではないかと思われてくる(雅)
楽しいです!
★★★★☆
ダジャレやなぞかけやおやじギャグのようなものや、
うた、年号の語呂、漢字の覚え方、など・・・、
がたくさん紹介されています。
刷毛に毛があり、禿に毛がなし
島があっても島根県
そんなことを考えるのも、脳によさそうですね。
日本語って、こんなに面白いんだ〜、
と教えてくれる本です。
日本語への愛情がなくなってきてはいませんか。
こんな楽しい本からも考えてみることができます。