朗読をした者です。自分レビューで失礼します。
この作品は、朗読ポッドキャストで配信したものを再編集したものです。

「蜘蛛の糸」…朗読の教材として定番の作品。。。色んな方が読んでいますので、比較されると良いかと思います。けして僕の作品が最高だ！とは言いません。。。ただ原文に忠実に、大げさな表現をする事なく、言葉を大事に読んでいます。お釈迦様の世界感を大事に。

「トロッコ」…現実の編集者の子供時代の話を作品にしたもの。子供心の変化がとてもすばらしく描かれています。

「尼提」…お釈迦様をどう演じるか！そこに挑戦した作品です。おごそかに威厳をもって、それでいて自然に。何か世界がイメージできたら成功ですが・・・。どうぞお聞き下さい。

仏教が舞台になっているけれど、その内容の本質としてはとても普遍的な人間の汚い心理を表している作品。主人公のカンダタは自分のことだけ考えたために、お釈迦様から見捨てられたのだ。きっと自分も一番窮地に自らが立たされたときこそ、誰かを思いやる心を持たなくては自分自身が救われることはないのだと思いしらされました。