「究極の紅茶」
★★★★☆
お茶に凝りだして、「究極の紅茶」編ということで手に取りました。紅茶がメインのつもりだったのに、第二話「真心に応える食品」のところでひっかかり、ついにここで登場した酢を使うようになってしまいました(笑)。さて、第四話「究極の紅茶」は、三編に分かれています。さすがテンポが早く、あっという間に紅茶を求めてスリランカのウバへ行ってしまいました。あちらは治安などの関係上、色々大変なんだそうですが、紅茶以外のことは全然描いてないところが、かえってサバサバしていいですね。ウバの次は、インドのダージリンです(ものすごい山奥というか、山の上)。茶葉のことが中心で、水はどこの水を使ったかとか、入れ方については何にも描いてありませんが、紅茶好きには、ため息もののお話でした。第五話「ベトナムの卵」では、孵化しかけのアヒルのゆで卵ホビロンが登場(カバーの裏表紙)。話の軸は、食文化の違いです。ベトナムに興味があったので、楽しく読みました。