50億を超える個があふれる、現代の社会はそのもの自体が複雑系であり、何が起きるかわからない「混沌」に満ちている。その「混沌」を見つめること――それが「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズの特徴だ。ひとりの人物が扇動するテロリストによる革命劇。再結成された公安9課ははたしてその真実を突き詰められるのか。難民問題、核武装問題、そして日本という国家のあり方について……。映像のクオリティもさることながら、際どい現代的なテーマを見事に織り込んだ脚本やキャラクター造形が実にすばらしい。アニメというジャンルだからといって、油断するなかれ。海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」や「ER緊急救命室」に負けないドラマティックな展開を楽しめることだろう。監督とシリーズ構成を務めた、神山健治監督は、いまや世界中から注目を浴びている。その世界レベルの興奮を、この英語版を収録したDVD-BOXから感じてほしい。このDVD-BOXは永久保存版だ!(志田英邦)
流れ墜ちたものの大きさのサイズ
★★★★★
流れ出されたものは、強大な情報であり、人間としてあるべき心であり、紅い血だった。
墜としてしまったものは、大切な記憶であり、人間としての尊大さであり、尊い命だった。
人間は、意識的、無意識の内に虚々実々を作り出し、人間はそれらを選び抜き、人間として本来あるべき貴い心で、着実に真実を掴み取らねばならない。
虚偽と真実。卑小さと偉大さ。肉体と精神。
人間として生を受けた以上、生まれ持った自由と不自由を抱え、眼前に聳え立つ摂理と不条理に、毅然と顔を上げて立ち向かわなければならない。
旧きものと苦なるものを避け、新しきものと楽なるものにばかり、心身をすがらせていては、いずれ人間の本質を見失ってしまうのだ。
押井守の影響でここまで変わるのか
★★★★★
攻殻機動隊stand alone complexシリーズ第二期になるが、今回はストーリーコンセプトにあの劇場版ghost in the shellの監督を務めた押井守
が参入している。これによって前回の比較的明るめだったストーリーが暗くなりミリタリー要素も強くなった。戦争映画のオマージュも若干含まれ
ている。
第一期は一話完結が多く、終わり方もクールであったりすっきりとしてた。だが二期にはそれがなく、煮え切らない終わり方や敵の後手に回り続ける
ストーリーにもどかしさを感じると思う。だが、これはこれでいいと私は思う。一期ではかっこいい戦闘や情報戦が繰り広げられ、公安9課が常に先手に
回っている。それに対して二期は敵に翻弄され組織力で劣る9課が後手に回るという演出が多い。特殊部隊の弱点を突かれて苦戦する9課が自分たちの
正義を全うしようとする姿は本当にかっこよかった。
boxの中には設定資料集と各話ストーリーのこだわりと演出が書かれた冊子が入っています。これを見ることによって面白さに深みが出ますよ。金銭的に
余裕があるのなら買って損することはないと思います。
価格が高すぎるが、作品は素晴らしい。
★★★★☆
個人的にはファーストシーズンの方が面白かったが、今回もやはり素晴らしいものでした。
ストーリー、脚本、音楽等全てにおいて文句は無いと思いますし、この攻殻機動隊シリーズ
を超える作品はなかなか無いです。
見たことない人はぜひ1度見てください。価格は高いですが、買って損はしない作品です。
と言っても、やはり価格が高すぎる。アメリカのamazonだと同じDVDボックス(日本語音声も含まれ)で、現段階で約90ドルで売られています。1ドル=100円として9000円ですよ〜。
この価格差は一体何なのでしょうか・・・・3倍以上も高いなんて利益をむさぼりすぎなの
ではないかと思います。
日本発の作品なので、本来日本でこそ安く販売されるべき作品のような気がするのは私だけ
でしょうか。もっと安くなりますよ〜に。
一期と違う方向性でも良作
★★★★★
一期→9課が仕掛ける側
二期→9課が仕掛けられる側
コンセプトを変えてるので、一期と印象が若干異なります。
しかし、アニメ化した会社や時代に恵まれており、
非常に優秀な作品に仕上がっています。
BOX価格も単体購入時の50%以下なので、
未だ持ってなく興味のある方はこちらの購入をお勧めします。
一番面白かった
★★★★★
ストーリー的に一番ハマった作品です!1stは女性の服のデザインとかが,ちょっとオタク向けなところが個人的に嫌だったので,,,2ndはそれが控えてある上にストーリーコンセプトが押井監督だったので本当に面白かったです!現代社会に生きる大人20〜50代ぐらいまで幅広く見てもらいたいなと思います。