BSCの入門書としてはとてもいい
★★★★★
BSCの入門書。
私たちの自治体では採用していないけど、BSCの手法を取り入れてマネジメントを行っている自治体も増えている。
この本は、そのBSCについて、基本的な考え方と社内への導入を紹介する初心者向けの絶好の入門書。
現在、庁内のシステムのリプレースに合わせて業務改革の必要性を訴え、現場に事務の見直しを促しているが、なかなか進まない。
BSCのように検討の過程を目に見える形にすることが必要なんだろう。
BSC導入に最も必要なことは、経営層からのトップダウン、現場からのボトムアップ、そして組織間の横のつながり、と著者はいう。まさにその通りで、業務改善がうまく行かないのは、そのコミュニケーションが欠けているからだ。
この本を読むとBSCの手法は、財務、顧客、業務プロセス、学習と成長の4つの視点を因果関係を考えながら、目標設定と改善策の検討を行っていくということ自体は非常に簡単に思える。
でも実際には、庁内のコミュニケーションを図ることが非常に難しい。経営層、企画部門に自治体を経営するという感覚の欠如が一番痛いな。
この本の最後の方には、システム構築におけるBSCの利用も触れられている。記述の量は物足りないけど、今後の自分の仕事のヒントになった。いい本だ。
わかり易い
★★★★★
読む人の立場によって評価が分かれると思うが、課題や想定される問題も含めて記載されており、経営の可視化を成功させたい経営者や導入推進担当者にとって、大変参考になると思う。
意外と難しい話です
★★★★☆
比較的新しいフレームワークの
バランススコアカードについての本です。
4つの視点を使い、
上層部から下層部までの計画立案の考え方について書かれてます。
具体例が多く取っ付きやすいですが、
なかなか難解です。
コンパクトではあるが難しい
★★★★★
内容はコンパクト。書いている内容はすごく難しい。話題が方々に飛ぶのでまとまりがないともいえるが、値段は安い。
専門的な内容の本です
★★★★★
バランススコアカードの一部しか書かれていませんが、内容は極めて専門的です。入門書というよりは。専門用語が多い割には解説が不足しているので、事前に入門書を読んでおくべきでしょう。著者のセミナーの抜粋のくだりは専門的な会話が多くかなり難解ですが、バランススコアカードの4つの視点の概要が紹介されています。