ナパ奇跡のぶどう畑 第二の人生で世界最高のワイナリーを造りあげた〈シェーファー〉の軌跡
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47歳で脱サラし、丘陵の荒れ果てた土地でぶどう栽培を始めた父。
人生を懸けた挑戦は息子に引き継がれ、極上のカルトワインが生まれた――
カリフォルニアを代表するファミリーワイナリー〈シェーファー・ヴィンヤーズ〉の現社長が、同社のあゆみを回想しながら、僻地のワインが世界を魅了するまでを振り返る。
いまやボルドーにも劣らないワイン産地として知られる、カリフォルニア州ナパヴァレー。40年前、「中年の危機」に直面したジョン・シェーファーは、会社役員という安定した地位を捨てて、ここに荒れ果てた土地を買い、まったくのゼロからぶどう栽培を始めた。のちにはワイン醸造も手がけ、世界を虜にする名品を生みだすが、そこに至る道のりには、害虫との戦い、放火による大規模な山火事、産地認定への長い道のりなど、苦難が絶えることはなかった。それでも信念を貫いた男と、ともに歩んできた家族の物語。