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天使の代理人〈上〉 (幻冬舎文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎
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尊厳 ★★★★★
心打たれました。
中絶に対する様々な価値観を偏る事なく書いているにもかかわらず、しっかりと命の尊厳を伝えられています。
老若男女問わず読んでもらいたい作品ですが、とくに男性に読んで欲しいと思いました。
単に中絶反対だけを書いて命の尊さを伝えていないだけに読み終えた感想にその人の人間性がはっきり出る作品ではないでしょうか。
異性が読んだらどう思うのか、と男女ともに思うだろう ★★★☆☆
中絶について、自分が知らないことがたくさん書かれていた。
特に、人工死産という名目で妊娠後期においても中絶をするという事が決して少なくないという事には本当に驚いた。

僕は、自分も含めて周りの人間に中絶をした(させた)人がいない。
だからいまいち実感を持って考えたことという経験がなかった。
この本を読み終えた今になって、初めて少し考えた。
「もし自分の女友達が『子供が出来た。考えたけど、中絶する』って言ったら、、、」
混乱する。賛同も出来ないし、非難も出来ない。
「そうなんだ。」としか言えない。言葉が何も見つからない。

ただ、今思うのは、生まれてくる命は祝福されるべきものだという事と、
初めて妊婦さんの大きくなったお腹に手をあてた時の不思議な、神秘的な感覚は鮮明に覚えているという事。
命。 ★★★★★
とても重く考えさせられるテーマでした。
天使の代理人が言うように、宿った命は、生きていたい
というでしょう。でも、いろんな事情により女性は決断を迫られる。
選んだ結果が正しいのか正しくないのかは、分かりません。
でも、命の大切さを考えるきっかけになるのでは。
男性にも読んでほしい本です。そして、考えてほしいと思う内容でした。
全ての女性に(男性も是非!)読んで欲しい ★★★★★
松子とはまた違った『女性の世界』を見せ付けられました。上・下巻とも泣いて顔をカピカピにさせながら一気に読み上げました!本当に山田先生は男性なのか?と疑ってしまうほど(笑)強く惹き付けられました。そしてまた改めてファンになりました! これは、まだ妊娠とか中絶とか考えた事のない人、今中絶という現実と戦っている人、もう子供は無理かなと諦めている人、命とは何かを問う人、そして男性にも、是非読んで頂きたい作品です!本当に勉強になります。改めて命の大切さを学びました。 山田先生ありがとう!!
中絶に対して様々な角度から考えさせられた ★★★★★
天使=中絶されて何も分からないまま殺される胎児
その代理人として意見を言うべく、助産士などが立ち上がる。
同時期に、中絶をした家庭不和の女の子、
精子バンクで妊娠をした女の人、
医療ミスで中絶させられてしまった女性、
などの話が同時進行で進んでいく。

いろいろ考えさせられた作品でもあり、勉強になった作品でもあり、純粋に読み物としてもミステリー感があっておもしろい。
中核となるのは数人の女性だけど、その周りの脇役とも言える人たちにもちゃんとそれぞれのキャラクターや人生が設定されている。
そのあたりが、この作者の小説が深みを持っている理由だと思う。