ほどほどかな
★★★☆☆
新体操部の部長の涼子がやたら凄すぎる
洞察力が凄いし、しかも新体操は世界でもトップ級
しかし何故か、大会には出ないときている。
彼女の実家は、生徒会長の獅子堂ぬこ以上の大金持ちとなっている。
大金持ちってのは、無茶な設定や展開も押し通す事が出来るから、こうした作品ではけっこう出てくるよね
だけど安易との印象は拭えないな。
今回の作品は白鳳院涼子がネックとなっています。
彼女の素性や彼女の姉のことなどが、作品の中で重要な意味を持ちますけど。
どうにも主人公の蘭丸がその分、輝かなかったね。
せっかく男の娘にしているのに、それを生かしている場面が無かった。
その辺に寂しさを感じます
3巻でますかね?(感想文)
★★★☆☆
内容的には可も無く不可も無く見たいな感じでした。
女性じゃないという事でのアクシデント等が殆ど無く、
別に女装モノである必要の無い話の流れ。
それなりに楽しませては頂きましたが、続刊を望むかと言われると・・・。
……キャラはかなり好きなんですれどね。
因みに、後書きでの3巻が出たらの話の中で出たライバルキャラの話。
適当に女の子っぽい外見の男の娘を出してきたら絶対に買わないなと思いました。
ライバルキャラとの勝負で盛り上げるとするとまずは対比による部分かなと思いますが、
既にそこらは既存のキャラでほぼされていますしね。
……それ以外の長所を持ったキャラを出して貰えるなら多少考えますが。
学園祭で罰ゲームで無理やり女装させられ新体操の真似事をやったら誰かの目に留まって気付いたら
みたいな流れとか?
……ないな。
ぜひ3巻以降も続けてもらいたい
★★★★★
作者はまじめに新体操を取材しているようですし、後半の話の重さと主人公の決意がスポ根になるのか?みたいな
緊張も感じさせますが、まあ本気のスポ根ものにはならないでしょう。
ただスポ根モノ傾向になるのも良いかも、とも思えたりするのです。
ラブコメの主人公はやたら凡人が多いです。しかもほとんど努力せず「優しい」をメインに女の子にモテる。
自己投影するには都合が良いですが、そんなので良いのか?と言いたくなるような主人公も多く、読後もずっと好感
が持てる主人公は冷静に考えると実はそんなに多くなかったりします。
ちゃんと努力して何らかの成果を出す。あるいは努力している姿勢を持ち続けて、その気構えや覚悟を格好良い
と思わせる。で、間近で見ているヒロインが惚れる。
その方が納得もできますし自己投影するにしても好感が持てると思うのです。
主人公の蘭丸君はいわゆる「男の娘」ですが、見た目はともかく所々でさすが「男の子」と見直すような行動を取ります。
もちろん男としての生理関係では羨ましい展開になりますが、それとは別にその考え方、無理をしているわけではなくて
自然とそういう思考になるところは好感度アップです。女の子にしか見えない蘭が蘭丸に見える瞬間。これ、もしかして
話中のヒロイン視点を体感させているのと同じでは?なかなかうまいテクニックです。
その男として共感できる部分が今までの「男の娘」モノとは傾向も強さも違うように思えます。
心理的視点で、女の子にしか見えなかったのにふと男の子に見える、このギャップが良いですね。
これを生かさないでいるのはもったいない。この路線で行って欲しいものです。例えスポ根になってしまおうとも。
このまま行けば、実は男である主人公が新体操で活躍して注目されてしまう。これはある意味痛快ですし、「男の娘」
であるというだけで完結してしまうより話も広がってずっとストーリー性があります。
そして実力をつけていく過程がたった一人の女の子の為だというなら、さすがは主人公。見た目はともかくさすが男の子。
個人的にはかなり燃えるシチュエーションですね。(萌えに燃えがあってもいいじゃないか)
正体がばれそうになる展開を望んでいる方もいるようですが、そんなありふれたフォーマットを早々に使用する必要
はないのではないかと思います。そもそも幼なじみ達や新体操部上級生といった主要メンバーにはとっくにばれて
いるわけですし、これから関わっていく同級生達にばれそうになるといった展開にするには、もっと同級生関連の
イベントを積み上げておかないと効果的ではないのでは。
1巻、2巻で色々フラグらしきものも立っていますし、伏線も色々張っているのが分かりますので、このあたりの
風呂敷のたたみ方を見てみたいですね。続巻激しく希望!
といったまじめな話はさておき・・・、実に魅力的なお姉さんキャラである涼子がお気に入りなので、これがメインの
フラグになりそうな展開は望むところなのです。(笑)
あれ?面白く・・・ない
★★★☆☆
正直、一巻の時に感じた面白さがありません。二巻は普通に一年生達メインの話にして、涼子絡みの話は三巻以降でよかったのでは?佳奈ちゃんも空気とかしてることですし。また、蘭の一人称に混ざる自慢がちょっと気になるような・・・三巻以降は売り上げ次第とのことですが、男の娘モノが好きなだけに続きが見たい反面次巻以降もこのクオリティだとするとここで終わりでもいいような。複雑です。
2巻は一番大事な巻
★★★★☆
というわけで1巻から続けて読みましたmix!
いい意味でも悪い意味でもライトノベル業界的には1巻よりも2巻こそが大事な巻と呼ばれております。
1巻に続いて今回も男の娘ライフなお話な訳ですが、男の娘ライフというより
話の軸が新体操を中心にしたスポコン展開になっているのが気になります。
ありのまま起こった事を話せば、俺は男の娘モノを読んでいると思ったら
いつのまにかエースを狙え!を読んでいた、何を言ってるのか分からねーと思いますが、平たく言えばそんな感覚。
ラブコメ分や正体を隠すハラハラライフを期待している人には今回は物足りない内容かもしれません。
ただ、伏線というかフラグ的なものは各部で見え隠れしているので、3巻以降から動きだすのかもしれません。
今回は主人公の決意の巻、読んでいて思うのは本来ならこういう話は3巻以降にするような結構重要なお話だったわけですが、それをこの大事な2巻で出してくるあたり、作者のチャレンジ魂が伺えます。
ただ、最後まで読んだら・・・「あれ、これ打ち切り?」と自然に思ってしまうような終わり方ではあったので、作者の生き急ぎだったのかもしれません(笑
どちらにしても、主人公は可愛いし各キャラも個性的で魅力のある子ばかりなので個人的には続けていってほしいシリーズです。
少々物足りなさが残りますが、今回の巻で(早いですが)主人公も覚悟完了したようですし、次巻が楽しみなので☆4です。