夏休み初日は優の父の命日。
毎年気が思いその日で夏休みがあまり楽しみでなかった優も
今年は違う。
そう、まほろさんがいるから・・・
第四話では、"楽しい"海水浴のその日に現れたロボットによって
まほろさんが敵に破壊されかける。
「自分は戦闘用アンドロイド。いつかこのような日が来るのは
・・・覚悟していた。」とあきらめかけるまほろさんに、優がこう言う。
「まほろさんは僕にとって大切な存在なんだから・・・」
優のその中で次第に大きくなってゆくまほろさんの存在。
その気持ちに気づいたまほろさんは・・・
優の気持ちに気づいたまほろさん。
しかし、まほろさんにはもう時間が残されていない・・・
最後に出る「まほろさんが機能を停止するまで 残り・・・日」
というメッセージがまほろさんの儚さや、その日に至るまでの
まほろさんの日々を想像させ、切なくなってくる。
「楽しい出来事」と「悲しい出来事」は裏表のような存在。
「楽しい出来事」がその後の「悲しい出来事」を浮かび上がらせ、
その存在を暗示している。