ジャニーさんって日本人だったのか
★★☆☆☆
ジャニー喜多川、喜多川擴(きたがわ ひろむ)は、高野山の真言密教を布教する父と日本人の母の間に1931年にロスで誕生した。戦争中は一時日本に帰国していたが、戦後また渡米し、アメリカ興行に来る日本の芸能人の世話をしたり、ショービジネスの現場でバイトしていたりしたようである。てっきりハーフだと思ってたよ。
やがて日本で進駐軍の元で働き始め、都内で進駐軍のつてで野球道具や場所を子供達に提供し、野球大会を開いて子供を集めた。その中から4人を選んでデビューさせたアイドルがジャニーズ(あおい輝彦等)。
以後、とにかく男性版宝塚方式で歌って踊れるアイドルグループを次々と世に送り出すことになる。彼の基本は、まず自分が気に入る子供をピックアップし、Jr.としてスターのバックで踊らせながら育て、必ず個性の異なる者同士を組み合わせてグループを作る。お兄さん系、政党派系、子供系、やんちゃ系などを組み合わせるのが鉄則だそうな。
買って読むほどではない、かもしれない、、、、。
価値創造の勉強になる本!!
★★★★★
ショービジネスの最高峰アメリカに影響を受け、
ジャニーズを男性版宝塚歌劇団に!
その過程、
女性が格好良い男性を求めるという事実、
また、時代によって格好よさが変わるという不易流行の信念の元、
人のモチベーションを高め、個性を生かすシステムを作り上げた軌跡、
戦略を学ぶことができます。
ピンで売る理由、グループで売る理由など
価値創造のために大切なことを教えてくれる一冊です◎
原石を探し出す能力は抜群?!
★★★★☆
一読してみました。
約20年以上もの間、ジャニーズ事務所を見続けていますが、光GENJIなどは稀な例で、
ジャニーズ事務所所属だからといって、スポットライトを浴び続けることはやはり
難しいのでしょう。
特に、SMAPなどは、ちょうど光GENJIの人気がかげり始めて、時勢的にも
恵まれなかった時代にデビューをしています。
なかでも名古屋レインボーホールという当時の中部地区では最大のホールでの
コンサートの客入りが半分にも満たないという現実をたたきつけられた彼らは、
その後、既存のジャニーズタレントとは一線を画す活動をしはじめます。
また、私なんかはデビュー当時から注目していた木村拓哉という荒削りな
ダイヤモンドの原石が、「あすなろ白書」というドラマにて一気に世間の
注目を浴びて現在にいたることも、この書籍によるとジャニーさんの予想外の
ようになっています。
なにせ、SMAPの中心は、いまはレーサーである森くんだったのですから。
このSMAPのデニュー時の苦境もしかり、時にシナリオどおりにいかない
現実をどのように成功へと導く戦略を立てられるか?
この書籍は、一般的にジャニーズ本ではありますが、もっとビジネスという
視点でも考えさせられることうけ合いです。
ぜひ、大人のビジネスパーソンの皆様にも手にとっていただきたい1冊です。