無愛想でヤル気のなさそうなグゥのキャラクターが何ともいえずにおもしろい。ころころ変わる表情に、くねくねと動く手足、体の中に住む住人と、とにかくナゾだらけのグゥを見ているだけで思わず大爆笑。展開されるギャグがブラックでシュールなのに、どこまでもほのぼのとしているのは、金田一蓮十郎の原作コミックのうまさに、『クレヨンしんちゃん』のシンエイ動画が絡んだ所以であろう。マンボのリズムが耳に心地よいオープニング「LOVE・トロピカーナ」に、0930(オクサマ)が歌うエンディングも世界観にマッチしている。第2巻には第3~6話収録。(井上新八)