シリーズ第9巻
★★★★☆
今回は神器獲得編。
前巻のバトルの続きということもあり、主人公以外の葦牙の活躍が目立ちます。
バトル以外にも、セキレイの想いが切ない。
今回の番外編はフルカラーではありませんが、某セキレイの謎が一つ解明される話ですし、十分楽しめました。
新たなステージへ
★★★★☆
本当にこの人の書く幼女キャラはすごいです
繊細かつきれいな、そんななかに可愛さのある絵を描いてくれます
月海の小さい頃の姿がかわいい
作風がややシリアスに
★★★★★
巻を追う事にセキレイの数が増え、状況が混沌としています。
…この作品、最初はギャルゲをそのまま漫画にしたような内容でモロ足りなかったのですが、巻を増してキャラが増えるごとに面白くなり、そしてこの作風の変化で更に味が出ています。ストレスを感じさせることの無い順序の立て方でコメディ→シリアスのバランスがGOOD。
最初の頃に多かったヒロインとのラブコメ展開もあって面白いのですが、メインは段々と戦闘、又は、敵や第三者側の心情描写等へと激化していっている印象。
展開上、確実に悲しまなければならないセキレイや葦牙にも焦点を当てています。
ただの『ゲーム』で闘わなければならないのか?という納得のいかない部分もありながら、
そこで私利私欲に走ってしまう者や、楽しんでいる者も居る中では、自分が《愛するセキレイ》を守るためには戦わざるを得ない・・・という不条理な展開。
セキレイと葦牙の《愛し合う関係》と言うのは、良い意味でも悪い意味でも大きな『原動力』となり、その意味を知る戦いになっていくのかもしれません。
設定においても伏線があり、群像劇を好む人も十分楽しめる内容になってきています。
全体のバランスとしては、激化する戦闘やシリアスの中にもラブコメ要素が大半です。作風として守るべき要素はしっかり守った上で「変化」を加えているから、常に飽きずに楽しめる。
女性だけに偏る事なく(比率は確実に多いですが・・・w)男性キャラの使い方も女性作者ならではでしょう。
アニメもありますが、単調な萌えだけでなくこの手の話も絡めてOKだと思います。
巻末のカラーページがありません
★★☆☆☆
最近のお楽しみになっていた、巻末のフルカラー番外編が今回はありません。
神器を巡る闘い
★★★★★
第参段階に突入し、帝都が戦場とした神器の争奪戦。最後の一羽となり、神器を全て揃えた時、何が起こるのでしょうか。本巻では沢山の敵セキレイが登場します。