外人が日本文化を完全に勘違いした作品
「誰かの為に盗みも殺しもやる」っていうのはただの犯罪者とかわらないではないか！

現代の日本人が忘れてしっまたサムライ魂を再び思い出させてくれる傑作。是非見て欲しいです。それとフォレスト・ウィテカーはデブじゃねーーーーーーバカ野郎!!!

ハリウッド系の映画を見慣れてしまうと、この作品のようなゆったり・じっくり見せていく
演出は、テンポの悪さや、間延びした印象になるかもしれません。古典的な作品が好きな人
向きと言ったほうがいいかな。
ストーリーとしては、主人公が、たとえマフィアとはいえ、命の恩人に恩義を感じ、その
力になろうとするのはいいとして、それが何故ゆえ殺し屋で、そこにサムライの生き方を
求めるのかといった、肝心な部分の説明がないため、今ひとつ共感を覚えるには至らない
印象が残りました。公園で少女と「羅生門」や「葉隠れ」について談話するあたりで、
その辺の背景が描かれているともっと作品が引き締まったと思うのですが。

動けるデブがJB（ジャックブラック）なら、魅せるデブはフォレストウィティカーだ。サムライをリスペクトした映画は数多くあるがその筆頭がこの作品である。
日本人である僕でも読んだ事のない『葉隠れ』を熟読し自宅屋上に伝書鳩を飼って、刀を振り回し、武士道は死ぬことを見つけたりという格言を体現するデブ。
この構図はまさに奇跡としかいいようがない。
いるだけで暑苦しいデブという存在をコレほどまでに美しく魅せることのできる監督ジムジャームッシュにただただ感服するばかりである。
同じニューヨークインデペンデント映画界にはウディアレンという重鎮がいるが、僕はジャームッシュの方が好きだ。
この映画はサムライのみならず、日本映画という存在に対するリスペクトが込められている。車の下にデブが潜るシーンなんて鈴木清順の『殺しの烙印』そのままじゃないか。
デブはエグゼクティブ（管理職）になれない。デブは一匹狼であるべきだ。それを教えてくれるのがこの作品であり、デブの生きる道しるべとなるのがフォレストウィティカーだ。

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