ウィンウッドはTRAFFIC後期辺りは大好き。クラプトンはソロ前期レイドバックした頃がまずまず好き。ですので作品も視聴できればする程度でしたが、中々どうして悪くないではないですか。
ウィンウッドの歌声は高音こそ昔の伸びは無いものの元祖マルチミュージシャンぶりを発揮、素晴らしい。対するクラプトンも歌上手くなったなぁ(上から目線)と思うと共にギターのよどみないフレージングは爽快。
ただやはりクラプトンのストラトの音はどうも…高出力のピックアップはそろそろ止めたらどうでしょうか?昔のウーマントーンもミスのばれにくい、ただの篭った音でしたし。上手いのは認めますがそれだけにもっとナチュラルな音で勝負してほしい。
あとウィリーウィークスのベースはやはり素晴らしい。彼の貢献度も大きいでしょう。

このお二人が演奏するんだから、聴くほうは期待するでしょう. 期待するなというのは無理な話ですね.
Little Wing やWell All Rightはすばらしい. Them Changesもカッコ良い.
でも、Voodoo Chile は…　どうしてもあのパフォーマンスを期待するんだけど、やっぱりちょっと…この曲だけが残念, だから星３つ.

Crossroads Fesもよかったし、かなり期待して予約しました。ClaptonとWinwoodだったら期待するなという方がムリ。両者とも私的ファン歴４０年だし、職場復帰のE.C.をSteveが支えるRainbow Concertなんて愛聴盤だし。予告された日を過ぎてもリリースされなかったのでもしや発売中止？なんて思ったけどようやく届いたのでさっそく２枚聞き通しました。が、１曲目でちょっと「あれれ」という感じ。「公開リハ？」って感じで全然まとまってない。まあバンドじゃないんだから、と思うけど、といって一発勝負でぶつかりあうという感じでもない。おたがい手探りという感じで進んで、それぞれが普段やり慣れてる曲はそこそこだけど（それももっといいライブはたくさんある）、肝心のBlind Faithがらみの共演曲がイマイチ。それでもきっとだんだんまとまってきてよくなるんだろうと思いつつ聞いていくとLittle Wingあたりはかなりいい演奏。でも残り４曲じゃ時既に遅しだなあ。まあまだ１回聞いただけなので聞き込んだら評価が変わるかもしれません。DVDはどうなのかな。購入する気でいたんだけどCD聞いたら購入意欲減退。輸入盤なら痛み少ないので買ってもいいかと思ってますが、リージョン誰か分かったら教えてください。ちなみにこの二人が共演しているCrossroads Fes.2007は１枚目がリージョンフリーでよかったあと安心してたら、なんと２枚目はリージョン１という変則攻撃。私はそのために１台PCのリージョン設定を変更しました。これから買う人は気をつけてね。

今回のsteve winwoodの調子ではblindfaith時代の曲を歌うには無理がある（特に高音の伸び）。ここ最近の２作は素晴らしい出来だったので、尚更残念である。もっとベストな状態でのＣＤリリースが望まれる。

「Live from Madison Square Garden 」は、クラプトンとウィンウッド共通の音楽ベースとも言えるブルースが堪能できる素晴らしいライブ・アルバムであった。Blind faithのアルバム「Blind Faith」から、「 Had to Cry Today」「Presence of the Lord」「Well All Right」「Can't Find My Way 」を中心に構成されている。「Presence of the Lord 」ではWinwoodの味のあるヴォーカルにより、この曲をさらにドラマティックにしている。アルバム「Blind Faith」に関しては昔も今も賛否はあるものの、ブルースを基調としたアレンジで現在に甦るとやはり良いのではと思う。クラプトンもウィンウッドも年輪を重ね、余裕もでてきたからこそ、これだけ楽しんでブルースを歌い演奏出来るものだと感心させられた。当たり前の話だが、クラプトンのギターも、ヴォーカル同様にやはり素晴らしいと改めて印象づけてくれてライブ作品であった。更には録音も良く、期待を決して裏切らない内容なので☆５つ。