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図解・鉄道の科学―安全・快適・高速・省エネ運転のしくみ (ブルーバックス)

価格: ¥903
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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鉄道を支える高度な技術の数々 ★★★★☆
普段何気なくのっているが、あれだけの巨大な構造物が静かに、揺れずに、安全・正確に運行されていることは驚きである。鉄道の正確かつ安全な運行を支える高度なテクノロジーの数々を紹介したのが本書である。

はっきり言って内容は難しい。技術の話をするので一定、専門用語や理論の話があるのは仕方ないが、工学系の素養がない人間には理解することが難しい部分がある。
それでもどのように鉄道はカーブを曲がるのか、どんな仕組みで騒音や揺れを減らしているのか、そのための工夫や技術について知ることは出来る。特に新幹線には驚くほど高度かつ複雑な技術の数々が用いられていることがわかった。日本が誇る高速鉄道はただ速いだけでなく、これほどまでに静かに(車内についても車外についても)、揺れずに(在来線とは段違いに揺れない)かつ安全に運行することができるのだ。

現代社会においてはいかなる場面においても技術の存在を抜きに語ることは出来ない。
経済や社会を支えるインフラとしての鉄道を支える技術を知ることは鉄道好きの人間以外にも興味深いことであろう。
安全を守るシステム。 ★★★★★
鉄道は、安全を守るシステムが重要である。
車両の保守についての説明もある。
第8章の安全を守るシステムは、技術の紹介はあるが、どれくらい普及しているかの数字はなかった。
第9章のリサイクルには、数字があった。詳細な情報が必要なのは安全ではないだろうか。
JRの安全に関する情報公開の取組み度合いが低いのだろうか。

新幹線・・・ ★★★☆☆
 先日、新幹線についての本を読んだので、鉄道一般についても知りたくくなり、この本を読みました。

 「科学」と名前が付いているだけあって、数式などが出てくるのでちょっと頭を使いながら読むような本ですが、鉄道についてより理解が深まりました。

 ただ、「鉄道の・・・」という書名にしては新幹線についての話が多すぎで、半分以上が新幹線についての説明な気がします。
 在来線は在来線なりに様々な技術・工夫を持って作られているので、そちらについてももっと述べてほしかったです。最新技術という面から言えば新幹線ですが、身近さと言えば在来線なのですから。
気軽に読める ★★★★☆
気軽に手にとって読むことが出来るのがうれしい。
誤りや説明不足で誤解を招くような記述がいくつか見受けられますが、もっと詳しく知りたいとか気になる点が有れば、さらに詳しい専門書を読めば済む訳で、とりあえずの足がかりとしては良書だと思います。
気軽さで星4つ、内容では星3つといったところです。
問題だらけの本 ★☆☆☆☆
結構売れているようだけど、問題点ばかりが目につく。警鐘の意味で記す。

まず、本書はあまりに「新幹線」に偏重していて高速鉄道固有の問題があたかも電車全般に及ぶかの如き記述が多すぎる。新幹線については、TGVやICEとの比較を含め独立した書とすべきであった。

そもそも多少の知識をお持ちの方は上記の解説文で「おかしい」と思われよう。電車のモーターは「直流」が基本でそういう電車が現に多数ある。「交流モーター」の優位が確立したのはつい最近のこと。こういう「基礎中の基礎」の解説がなっていないのだ。
最も顕著なのが鉄道が「曲がる」しくみの部分。一般に誤解の多い「遠心力」の使い方が不用意で、著者が望む若い読者には、高校物理のレヴェルで混乱を引き起こすだけの記述になっている。
さらに、一般読者の関心を呼ぼうとしたつもりなのだろうけど、車輪の滑りについての記述もじっくりと読む方ほど疑問が生じるはずである。
そういう意味ではかなり「危ない」本である。

私は鉄道の専門家ではないが、生まれてからずっと私鉄でも新しい技術に貪欲な東急沿線に住んできた。だから、革命的といっていいほどの鉄道技術の進歩を見てきた。一方、電車というのは整備が十分だと50年以上は使用できる。同じ線を走る電車も、技術的には多種多様で博覧会のごときものだ。
東急線にはないけど、リニアモーター(多くの方が誤解している筈)も実用化された。
私が一般の方に知っておいて頂きたく思うことが殆ど書かれていない。
例えば、最新の「VVVF」方式については中途半端な記述だけで、この語は出てこない。「ユニット」の語は出てくるけど、肝心な説明が全くない。至近の例では、多額の費用をかけて北陸本線の一部が直流饋電に変わったけど、本書をよく読んだ人ほどその意義が分からなくなる。

最新の電車はパワー&マイクロエレクトロニクスの塊でそれ故の事故も起きている。そういう視点も全くない。