インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

連句アニメーション 冬の日 [DVD]

価格: ¥7,140
カテゴリ: DVD
ブランド: 紀伊國屋書店
Amazon.co.jpで確認
連句とアニメの相性 ★★★★★
 まず第一にユーリノルシュテインのアニメが見られる点が嬉しい。ご存知の通り 彼は極端に寡作な作家である。「話の話」の後は ゴーゴリの「外套」を製作しているらしいが それにしても「話の話」自体は20年程度前の作品である。そんな彼の本作でのアニメであるが これは美しい作品である。枯葉や落ち葉を描かせたらユーリの右に出る人はいないだろう。短い作品ながら陶然として見た。これだけでも 本作を観る価値はあると改めて思った。

 次に連句とアニメがかように相性が良いことに心地よい興奮を感じた。考えてみると17文字しか使えない俳句が何かをあらわそうとしたら 当然ながら大きな「飛躍」は避けられないというのが 俳句の背負っている宿命である。また 俳句の持つ性格としては ビジュアルに訴えることの重要性がある。「飛躍するビジュアルな表現」と抽象するとこれはアニメではないか。
「古池や 蛙飛び込む 水の音」という芭蕉の俳句を映像化するに際して 実写かアニメかと聞くのも野暮である。

 ということで 実に粋なアニメ映画である。これは正真正銘の「事件」であるとすら思うのだ。

 安くは無いDVDだが 大丈夫 安いです。 

 
メイキング目当てでは買わないほうがいいです ★☆☆☆☆
冬の日が見たければ本編だけ買いましょう。BOXセットの売りである
メイキングははっきり言って・・・です。汚い画質、ナレーションも
テロップもなく淡々と作業工程を追っているだけで、作家がいったい
何の作業をしているのかがまったく分かりません。おまけに肝心の
作業中の音声は無音(集音されていない)のものがほとんどです。

撮影も学生が撮影したのでは?と思うほど見るに耐えないものです。

アニメーションなんでも揃ってるよ!!安いよ!!一枚どう? ★★★★☆
日本に限らず世界の様々なアニメーション作家達の個性のぶつかり合い
です。僕は松尾芭蕉の「冬の日」という俳句集を知りませんでしたが、
様々なアニメーション作家の競演ということでこのDVDを買いました。それだけで十分価値のあるアニメーションが見られました。
アニメーションに興味のある人達、勉強しようと思っている人達は

絶対に見たほうが良いと思います。ただ僕のような普段俳句になじみのない若者には句の内容まで理解するのはなかなか難しいと思います。

この「冬の日」は、即、芭蕉の「冬の日」ではないが。 ★★★★★
 僕はアニメについては今まで余り関心はなかった。もちろんノルシュティンの作品や川本喜八郎の「不射之射」などはその内容が心から消えずに残っていたが。

 それが、アニメの達者をまとめて、芭蕉の「冬の日」が表現されることに大変驚いた。各作家の表現の豊かな個性、これこそがアニメそのもの、独自性だと思う。そして、どの作家も他の作家の個性に引きずられずに大家をなしている。

 しかし、この「冬の日」を見て、芭蕉「冬の日」を理解したと思ってはいけない。ここに落とし穴がある。各アニメ作家の芭蕉への理解もそれぞれに程度の差がある。「冬の日」に対する表現の一端と思っていた方がよい。大体において、ろくに芭蕉句集「冬の日」を全編読んで理解しないで製作した作家や視聴者もいる訳だ。芭蕉風といったイメージやインスピレーションだけが先走っている点も見受けられる。もっと、幸田露伴などの評釈などを読んで作って欲しかった。というのはそれらの評釈には個々の句の説明が十分に説明されているのだ。そうすればもっと人間芭蕉や当時の文芸のエッセンスがアニメの底に澱んで、アニメのもっと大胆な表現力の大きさが出たろうと思う。
 それにしても、それぞれの絵はすばらしい。

 せめて、芭蕉七部集はともかく、「冬の日」の残りの巻も作って見させて欲しい。
 

アニメーションの奥深い世界 ★★★★★
~俳句(連句)に全く無知な私でしたが 簡単に説明すると俳句のしりとり遊びのような文学であることが わかりました。前の人の下の句を次の人がつないでいくという日本特有の文化であることが 理解できました。以上のことは 第2部で各アーティストたちのミニメイキングとともに より詳しく解説されています。
~~
本編のアニメーションは それはもう驚きの連続でした。今までこういうアニメに 出会ったことがなかったためです。
表現方法の多彩さ 水彩画 3DCG 切り絵風 墨絵 粘土細工など すっかりこのアニメ世界に 入り込んでしまいました。
ジブリ ジャパニメーションだけが アニメでないことを知らされ 日本のアニメの奥深さに改めてびっくりしました。
~~
テーマが俳句になっているので 敬遠される人も おられるでしょうが 独自の世界に 魅せられること必至です。~