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Live at Leeds -Deluxe Edition

価格: ¥2,800
カテゴリ: CD
ブランド: Mca
Amazon.co.jpで確認
   本当の意味で独創的なアルバムはほんの一握りしかないが、本作はまぎれもなくその1枚だ。1970年2月にリーズの大学食堂で少なめの観客を前にして録音された2時間を超えるライヴは、同年にリリースされたライヴ盤では大幅に削られ、わずか38分弱に収められた。にもかかわらず、収録された6曲が見せた爆発的な躍動感によって、ザ・フーは世界最高のライヴ・ロックバンドの名を不動のものとした。それから長いときを経て登場したこのデラックス版では、全33曲が完全収録され、ロック・オペラ『Tommy』の大半の収録曲、それに前作では一部カットされていたライヴテイクのフル・ヴァージョンも耳にできる。全編通して繰り出されるフーの集中放火のようなサウンドは、タコのような手足を持つキース・ムーンのドラムとジョン・エントウィッスルの変幻自在の爆音ベースに後押しされ、ピート・タウンゼンドの激しく荒れ狂うパワー・コードとロジャー・ダルトリーのシャウトに引っ張られている。その破壊力は、「Summertime Blues」「Shakin' All Ove」といった古めかしいスタンダード・ナンバーにさえ発揮されている。また、『Tommy』の収録曲で聴ける奔放なエネルギーは、1969年の2枚組のオリジナル盤が、ケン・ラッセル監督によるバカバカしすぎる映画版とはちがって、ロックの根本にひねりを加える大胆な企てだったことを思い出させてくれる。(Chris King, From Amazon.co.uk)
素晴らしい「コンプリート盤」 ★★★★★
フーのライブというだけでなくロック・アルバムの金字塔であり、レコード時代から愛聴してきました。25周年エディションで未収録曲を増やしたものが出ていましたが、このアルバムでは一挙に「トミー」のフルスペックを聴くことができます。 ブツブツにつなぎ合わせた初期のLP盤もお手軽なドラマチックさも良かったのですが、このフルスペックを聴いて、ピート・タウンジェントが如何に繊細に曲を盛り上げていたのがよくわかり感動的でした。 旧バージョンとは「別のアルバム」として楽しんでいます。
ライブの骨頂 ★★★★★
このアルバムの発売時期はリアルタイムでした。そう今から32〜3年前?でした(多分)。サマータイムブルースを聴いたとき、このバンドの完璧さにうちひしがれました。LP世代ですから、曲目も少なかったように記憶しています(押入れの中にLPがあります)。現在の合成音氾濫の中で、シンプルなアナログ音源を現世代の方にもっと聴いていただきたいと思います。
それと、音響に拘るシステムのある施設等があれば、ぜひ大口径のスピーカーで視聴してみてください。ライブの臨場感に感動すること保証します。 (SPはもちろんJBLまたはアルティックで)それから4重人格のアルバムにGo!
まさにロックの王者! ★★★★★
ザ・フーの凄さは、あの四人の天の配剤というしかない組合せから生まれる爆発力と素晴らしい楽曲に尽きます。三大バンドの中で一番楽曲に力があると思います。あと彼等の歌はとても温かいです。何で日本でブレイクしなかったのかなあ??四人とも男前で最高にカッコイイ!キースさんいい男だね。もしこれを退屈と感じる人は、ロックという表現を理解できないのだ!これは人類の宝ですね。
祝!遂に単独初来日! ★★★★★
埼玉アリーナみに行って来ました!60超えたおっさんが見事に
ロックンロールしてました。個人的なベストはこの音盤に入って
いるサマータイムブルース!ダルトリーあのマイクぶんまわしも
タウンゼントのギターの円回転ストロークも全部見られました。
ザック・スターキーのドラムもムーンの亡霊がとりついたかのよう・・。
最高でした。
コンサートの1曲目はこの音盤の2.I CAN'T EXPLAIN。
最初から総立ち!
発売された当時のレビューを持っているのですが・・・ ★★★★★
 今から15年位前、私がロックを聞き始めた頃、近所のおじさんが「これ、当時はかっこよかったんだぜ!」とプレゼントしてくれたのが、このレコードだったんです。盤はボロボロに磨り減って、ジャケットもこれとは別ににちゃんとしたものが存在するんじゃないかと思っていました。
 若かりし頃のおじさんは、当時、ビニール袋にセメダインを入れて吸いながらこのアルバムを聞いて、とてもハイになっていたそうです。
 因みに、当時のセメダインは今の物とは成分が全く違ったらしいです。今やっても頭が痛くなるだけですから絶対真似しないでください。

 封入されていた日本版レビューを今でも持っているのですが、これがとても面白いんです。
 曲名が全て日本語に訳されていて「若者のブルース」「私の世代」「魔法のバス」と表現されています。
 このレビューによると当時、ライブのオープニングナンバーは「若者のブルース」だったそうです。
 資料があまりなかったんでしょう、今となっては全くのデタラメもいろいろ書かれています。
 しかし、昔のレビュアーたちは、想像力が豊かだったんですね。
 「80時間に及ぶライブテープを前にピートタウンゼントは収拾がつかなくなった。愕然として予定表をみつめた彼は、次の週、リーズ大学で公演することに気づいた…」と。

 誤解しないでいただきたいのですが、私は決してそのレビューをバカにしているのではありません。
 情報なんか持たなくても、そう、このジャケットだけでもいろいろと新しいものが見えてくるんじゃないかと思ったんです。
 まだ聞いていない人は、聞く前に、このそっけないジャケットからどんなライブなのかを想像してみてください。

 素晴らしいジャケットの中からは、素晴らしいライブステージが聞こえてきます。