理系の大学教授のジョーとクレアのカップルが英国オックスフォード郊外でピクニックを楽しんでいたとき、気球が落下。ジョーと、たまたま居合わせた若い男ジェッドほか数人の男が気球に近づき、中にいた少年と老人を助けようとロープを引っ張るが、気球は再び浮き上がり、力つきたジョーと数人は手を離す。しかし、ジョンという中年の男はロープから手を離さなかったため、上空へ。やがて彼は力尽きて落下、即死する。そのことに責任を感じつつも、日常に帰っていくジョーだったが、その彼を事故で知り合ったジェッドが突然尋ね、ストーカー行為でジョーを精神的に追いつめていく…。
『ノッティングヒルの恋人』の大ヒットでトップ監督の仲間入りをしたロジャー・ミッチェル監督が描く心理サスペンス。事故のトラウマに苦しむとともに、現場の一緒にいた男の執拗なストーカー行為に精神の平衡を崩される男が体験する恐怖。理屈や常識が通用しない男に追われる怖さと苛立ちを主役を演じるダニエル・クレイグが好演している。ほかリス・エヴァンス、ビル・ナイ、サマンサ・モートンが共演。小道具で“赤”を印象的に使用。これが不気味さに一役を買っている。(斎藤 香)
ゲイストーリー
★★★★★
全然内容がわかりません
ゲイが最後はイエスキリストに見えてきて
気持ち悪かったです
★★ 星2つ
赤と誤解と恐怖の海
★★★★★
精神的におかしくなっていく男と、それを支えられない女と、思い込みと勘違いで男に付きまとう異常者の話。
ジェッドの一言一言にぞっとしながら、美しい映像に見とれ、飽きる事のない展開でした。
ダニエル・クレイグの演技にも注目です。
赤と緑の
★★★★☆
あれよあれよという間に終わってしまった作品。
最初の気球の衝撃的なシーンを元にもっと映画的に話が膨らむのかと思えば、
そうではなく得体の知れない不安さや日常的視点がちょとずつずれていく様を
美しいグラフィックで描かれている。
思ってる内容よりもサラリとしていて爽快感さえも感じられた不思議な映画でした。
原作も読んでみたいと思いました。
終わってからジェームズボンドだと気づきました。こてこてのアクション俳優かと思ってたので、ああいう知的な役もすごく似合うのだなあと思いました。
原作もあわせて読んだほうがいいかもしれない
★★★★☆
ブッカー賞作家、イアン・マキューアンの「愛の続き」が原作です。「愛の『続き』」です。終わりではなく。原題はEnduring Love。
以前、原作を読んだのですが、読み応えがありました。
この映画は、若干、設定やストーリーに手を加えてありますが、それについては、小説の文庫版に解説があったように記憶しています。原作をあのまま映像化するのは、難しいだろうと思いますね。原作者のマキューアンが製作に加わっているので、大きく外れないようにいろいろと工夫はされているんだと思いますが。
ひとつの見方としては、先に原作を読み、そのあらすじを下敷きにして、「あ、こんなふうに映像化を試みたんだなー」くらいで見ると楽しめるかと思います。
心理面の描写や展開の妙などは、やはり小説に譲るとしても、特筆すべきは、ダニエル・クレイグの演技力。やっぱり上手いなと思いました。
加えて、色彩が鮮やかで映像が綺麗なのもよかったです。
原作を先に読んでしまった身としては、予備知識なしでこの映画を見たらどうか、という点についてはハッキリといえないのですが。。。
うーん…その場合はちょっと物足りないし、なんだこれ?って思ってしまうかもしれませんね。
緑と赤のコントラスト
★★★☆☆
ダニエル・グレイグとサマンサ・モートンというキャストと題名に惹かれて見ました。
オックスフォード郊外の広く澄み切った空気の下に何処までも広がる緑の芝生、そしてそこに飛んできた真っ赤な気球。
静かな緑の田園風景に赤い色が飛び込んできたとたん、のんびりとした時間の流れが一気に急テンポとなり、そこで起こった悲しい事件により主人公の人生が大きく変わっていきます。
ラストにどんでん返しや意外な展開を期待していたので、終わり方は納得いかなかったのですが、美しい田園風景とそこに飛ぶ気球という図柄の美しさが記憶に残る作品でした。