正直、ボーナストラックの方が圧倒的に良かったりするので…
★★★★☆
この盤は、元々オリジナルの8曲が入っているのみのようですが、
今は、ファースト・タイム+7(期間限定盤)
First Time: The Count Meets the Duke
のような、ボーナストラックが入った盤の方を入手するべきでしょう。
オリジナルの8曲も確かにスィンギーで、良い演奏ですが、
今の感覚で言えば、少々たるい感じも否めません。
勿論それが、60年当時のビッグバンドの味なのでしょうが。
ところがところが、
ボーナストラックの7曲に入ると、
とたんに空気が変わります。
オリジナルの別テイクなのですが、
録音の空気感の生々しさといい、
演奏の素晴らしさといい、
今の感覚でも十分通用するスピード感、アレンジ、
どれも全く別世界です。
大抵のボーナストラックにはむしろがっかりさせられてきたワタクシも、
こいつには開いた口がふさがりません。
これを聴かないのはいかんとも惜しい!
ということで、安いこの一枚より、
是非、ボーナストラック盤をお薦めします。
勿論この一枚そのものを否定する気はありませんので、
星は当然の4以上ですが…