1世紀以上、人々は大量の茶色の液体でリフレッシュしてきた。この液体の大部分は、アトランタに本社のある一企業が作ってきたのであり、「Coca-Cola:The History of an American Icon」は、「真実の物語」に賞賛を送っている。コカ・コーラの歴史は、広告の歴史であり、このドキュメンタリーにはジョン・ペンブルトンのソーダのレシピが、なぜこれほどまでアメリカ社会の強力なシンボルになったかを示す、印刷物、記録映像、テレビ映像の資料が満載である。本作は、当然、偏った歴史である。コカ・コーラの世界進出が影の部分を持っているともいえることには触れず、「世界がうまくいっていなくても大丈夫、コークがあるから」といった筋書きが皮肉のかけらもなく展開される。とはいえこのドキュメンタリーは、コカ・コーラの歴史に非常に興味深い考察を加えている。（Simon Leake, Amazon.com）