面影汁 小料理のどか屋 人情帖 : 6 (二見時代小説文庫)
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江戸城の将軍家斉から出張料理の依頼!
隠密・安東満三郎の案内で料理人・時吉は江戸城へ。家斉公には喜ばれたものの、知ってはならぬ秘密の会話を耳にしてしまった故に…
元武士で刀を包丁に持ち替えた料理人時吉と恋女房おちよの店「のどか屋」に、常連の客、隠密「黒四組」組頭の安東満三郎が顔を出した。ある“やんごとなき御方”がお忍びで食した「のどか屋」の料理をもう一度味わいたいが外に出られない。出張料理をしてほしいというのである。その後、立派な駕籠で向かった先は、なんと江戸城であった。はたしてこの出張、吉と出るか凶と出るか。