へヴィメタルといえばこれ!!
★★★★★
昨今、あちこちのレビューで「捨て曲なし」といった
文句が安売りされている傾向があり(一時期のカリスマ
何とかみたいな?)、その信用性には疑問を持たずには
いられない。
実際に聴いてみると「どこが捨て曲なしやねん」と残念
な思いをすることがほとんどである。まぁ個人的な趣向の
問題なので一概に否定するわけではないが、そもそも「捨て
曲がない」なんてほとんど奇跡に近いことなのではないか。
そんな斜に構えた私にも唯一「捨て曲無し」と呼べる
作品がある。本作「ペインキラー」がそれである。
1曲たりともダメな曲がない。むしろ全てが素晴らしい。
もう15年くらいへヴィメタルを聴いているがそんな作品
は後にも先にもこれしかないんじゃないだろうか。
へヴィメタルが聴きたくなった貴方、まずはこれを聴いて
みて下さい。これでピンと来なければメタルに縁がないと
いうことです。
内容に関しては他の方のレビューを参照して下さい。どなたか
上手く説明していらっしゃるでしょう。私に言えるのは「へヴィ
メタルに興味があるなら最初にこれを買ってみたらどうか」と
いうことです。
おおおお
★★★★☆
メタルを愛するものとして、このバンドに関する知識の乏しい私
があれこれと書くのは、ある種冒涜なのかもしれないが、こうい
った視点もあるのだということを理解して読んでいただければ幸
いだ。
粒の粗いリフに度肝を抜かれ、これが熟練の技とうならせるバン
ドの演奏力に圧倒された。私はこのアルバムでジューダス・プリ
ーストを知りました。未だに他のアルバムを聴いているわけでは
ないが、タイミング等も踏まえて良い作品に出会えたと思う。
通常ならば、興奮剤たるメタル音楽なのだが、聴いていて驚くほ
ど安心できるこのロックは、やはり先駆者たる彼らなればこそ可
能な事なのだろうな。
重く響く音はまさにヘヴィーメタルとして申し分なく、ヴォーカ
ルのハイトーンは静寂を切り裂くのでした。英国のバンドなので
しょうか?紳士的な部分もたた感じられる音とリズムの配列。
メタルは芸術だったのだと、再確認した。
最高のヴォーカル
★★★★★
[1]PAINKILLERは絶対に聴くべきです。この曲を初めて聴いた人は世界中のどのメタルのヴォーカルも味気なく聴こえてしまうことでしょう。どの曲にも一部の隙もなく、暴力的なまでの怒りが込められています。なまぬるい音楽に飽き飽きした人におすすめします。
スピードメタルの最高・最強アルバム
★★★★★
1990年発表の12th。
このアルバムから加入したドラムのスコット・トラヴィス
その影響もあってか1曲目からとにかく超高速ドラムに乗り怒涛の攻撃だ。
そしてそれに負けじと張り合うロブ・ハルフォードの
スーパーハイトーンボイス。
こいつはスゲェー。とにかく前半は畳み掛けるような
展開でただただ圧倒されてくれ。
そして後半は泣きのメロディで感動してくれ。
スピードメタルの最高・最強アルバム。
Metal GOD 降臨。
名盤。最高のドラム。
★★★★★
80年代後半、行き詰まり苦闘していた彼らの起死回生の
大名盤。
ドラムスをデイブホランドからアメリカ人のスコットトラビス
に交替してリリースされましたが、それが大正解。
RACER Xで若きポールギルバートと既に火花を散らしていた
天才ドラマーが、淀んでいたJUDAS PRIESTに新しい
息吹と活力をもたらしました。
1曲目からスコットの魅力が炸裂、それにキレまくったロブの
ボーカルが重なり、歴史的な名曲にまで登りつめました。
初期の名曲EXCITERのイントロともイメージが重なりますが、
それの何倍もの迫力と破壊力を兼ね備えた名曲ではないでしょうか。
①から⑤はとにかく走りまくりの出色のでき。とりわけ、個人的な
名曲である⑤でのロブのキレ方は尋常ではありません。
この後、ロブのソロアルバム製作に関わるマネジメントとの契約問題
からメンバー間の感情的な亀裂に発展、メタルゴッド、ロブが脱退
するという歴史的転換を迎えることとなります。
(昨年復帰しましたが)