「フラップなし」のSam-I-am の若いファンたちは、スース博士のクラシックなあの本のこの10ページ足らずのボードブック版が、まさに「フラップだらけ!」なのを見て狂喜するはずだ。Sam-I-amは、かなり気難しいスースのキャラクターに、この奇妙キテレツな「珍味」を食べさせようとあの手この手を尽くす。
食べる?食べられる?車で食べるの?
食べて!食べて!ここに、あるの。
おいしいんだから、食べればわかるよ。
おいしいんだから、すぐにわかるよ!
気むずかしやがむっとして答える。
食べない、
食べられない、
木の中なんかで、
車でなんかもっと。
ほおっておいてよ!
ページをめくるたび、頑丈な、ひっぱり起こしやすいフラップが見つかり、それを起こすと、1960年出版のあのなつかしい本でおなじみのキャラクターと詩が見つかる。でも、最後のページだけは…。フラップを起こすと、付録の、おかしなおかしなステッカーを貼れるスペースになっているのだ。