時代は1963年。漫画家の栄介は、阿佐ヶ谷に住む歌手の章一、画家の下川、小説家の竜三に協力してもらい、重い病の母親を東京の大病院に運ぼうとしていた。これをきっかけに仲がよくなる4人。それでも目指す道がちがうと、散り散りになっていった。ところがぞれぞれ思うように運ばす、栄介の部屋をたずねてきた。再会を喜ぶ4人は共同生活を開始する。
嵐の5人が出演した昭和を舞台にした青春映画。二宮和也演じる栄介を中心に、3人の青年(相葉雅紀、櫻井翔、大野智)たちの何気ない日常が描かれる。仕事にあくせくするわけでもなく、夢を追いかける日常はノンビリ過ぎてゆく。青年たちのなんとなく気があって、なんとなく一緒にいるという居心地のいい空気が、そのまま“嵐”のイメージにだぶる。ものすごいスピードで過ぎていく21世紀の速度とは、まったくちがったノンビリした昭和の時間。その時代に青春を送った人には懐かしいだろう。犬童一心監督は嵐の個性をうまくいかし、誠実で心地よい作品に仕上げた。ただ松本潤は、米屋で働く勤労少年の役で、共同生活の仲間ではなく、本作では助演。ファンは少々物足りないかも? 共演は香椎由宇、菅井きん、田畑智子ほか。(斎藤 香)
嵐っ仔
★★★★☆
これは、嵐さん全員が出演している、
映画です。
皆さんそれぞれ、個性の出ている役柄です!
一度、見てみて下さいね。
勝手に映画紹介 7&Y版
★★★★☆
ジャニーズのアイドル映画と侮っていたけど、いやいや、これが案外、面白いではないですか。芸術を志す若者たちが、ひとつ屋根の下に集うという、藤子不二雄の「まんが道 」、本木雅弘が主演した「トキワ荘の青春」を思い出すような、ノスタルジックな青春映画になっていて良かった。貧乏ったらしいけど、微笑ましい…良き昭和の時代がよく描かれています。
確かに…主演が“嵐”ってのがね、ジャニーズファン以外の人には抵抗感じちゃうよね。「硫黄島からの手紙」の二宮一也なんかは、まともな演技をしているけど、他のメンバーが確かに、わざとらしい演技してて足を引っ張ってる部分もある。特に作家役を演じた櫻井翔なんか、某作品の吉岡秀隆と同レベルだしね…ああいうところが、ちょっと勿体ないなぁって思った。もうちょっと自然に演じられれば、映画の質がもっとあがるって。もっと役にあったキャスティングができればねぇと残念に思う(他にも演技力のあるふさわしい若手俳優がいっぱいいるよね~)。
少女漫画づくし。少年漫画少々。
★★☆☆☆
■内容■永島慎二の名作コミックを基に、人気グループ“嵐”の主演で映画化したノスタルジックな青春群像ドラマ。高度成長期の東京を舞台に、夢を追って不器用にもがき続ける若者たちの美しくもホロ苦い青春模様を優しく見つめる。東京オリンピックを翌年に控えた1963年の東京。阿佐ヶ谷のアパートに暮らす漫画家の青年・村岡栄介は、病気の母を郷里の富山から東京の病院に入院させるため、3人の若者に声を掛け協力を乞う。こうして出会った4人の若者、栄介、歌手の井上章一、画家の下川圭、小説家の向井竜三。やがて彼らは栄介のアパートでその日暮らしの共同生活を始めるが…。 ■感想■嵐のメンバーのほのぼのとした雰囲気が出ているところはよかったのですが、ストーリーが平坦としていてメリハリがなかったのでつまらなかったです。でも、昭和の時代を生きてきた人には「こういうのもあったな」と昔を思い出しながら見れるのではないでしょうか。
嵐専門書店
★★★☆☆
☆通常盤☆2007年10月03日発売