ほかの方も指摘したとおり、「贈りもの2」と「ヴィーナス誕生」の二枚はまるでPCで焼いたような薄い音質。なんでこうなったのでしょう?「花のイマージュ」ジャケ復刻は有難いが、各アルバムのジャケ写が全く無いのが寂しい。『贈りもの』のジャケは復刻して欲しかった。各ディスクの音質が違う店とジャケ・ブックレットは微妙な作品だが、初めて「花のイマージュ」の全貌が垣間見れた点は評価します。ただし出来ればシングルとしてきちんとリリースして欲しかった。

「贈り物３」が出てしまったため、中途半端な存在となってしまった・・・みたいなこと書かれていたりしたが、今、「贈り物３」メチャクチャ高値で取引きされている現状を考えると、本作は、ユッコ入門編としては、最適だと思う僕の考えは変わりません。

音質どうのこうの言われていますが、これから入った僕からすると、あまり分かりません。

それよりなにより、ユッコが好きだから、聴けて嬉しかったです。

　元ファンの方には、実に複雑な気持ちを持たせるアルバム。封印をとかれたＤＩＳＫ４を唄う彼女は、もはやこの世の住民ではない。
　更にこのアルバムのＤＩＳＫ２とＤＩＳＫ３は、エンファシス録音されている。ＤＩＳＫ１にはノイズが入る。まともに聴けるのはＤＩＳＫ４のみだ。このことも不思議でならない。
　最も大きな謎は、ジャケットに使用されている写真の大半の瞳の部分が、意図的に黒く塗り潰されていることだ。モデルの瞳には、その人が実際に見ている光景が写りやすい。一体、彼女の瞳に写っていたものは何か。
　価格的にも高額な設定であるため、発売元は売りたいのかそうでないのかがはっきりしない。まったくもって謎めいたＢＯＸだ。

１９９９年発売の４枚組。ディスク１と２はシングルＡＢ面をまとめたアルバム「贈りもの」「贈りものⅡ」、ディスク３は４枚目のアルバム「ヴィーナス誕生」。ディスク４は未発売シングル「花のイマージュ」とＢ面「秘密のシンフォニー」の２曲が収められているという構成。

コンプリート・アルバムではないが、有希子のシングルＡＢ面の曲はこのセットでほとんど手に入る。昨年発売の「贈りものⅢ」を入手できなかった方はこちらで心を慰めよう。音質も巷で言われるほど悪くはない。音質などほんのチッポケな問題だ。「音」ではなく、有希子の「歌」を聴くのだから・・・