一気読みしてしまいました。
★★★★☆
高額なバイト代金て、あまり深く考えずに応募した12人。
最後には、全てではありませんが、謎が解けます。
最近、こういうジャンルから御無沙汰と言うこともあるのかもしれませんが、楽しみながら読めました。
ここから入ってすっかり米澤ファンに
★★★★★
いやあ、こんなにはまるとは思ってなかったですが、
映画の予告編が流れる書店の平積みから、
「最近、おもしろい小説にのめり込んじゃう
(=トイレでもどこでも読み続けちゃう)ことって
なくなったなぁ」と寂しく思っていた私は
あまり期待しないで買いました。
そしたら、この本、おもしろい!!
ストーリー設定としてはまぁわりとありがちっていうか
そういう古典的テーマを扱うっていうのが著者のこだわりでしょうけど
文章もちょうどよく軽くて、でもきちんと描けていて、
久しくなかった「どこでも読みたい」になりました。
それでこの人の本をまとめ買いして、2010年の暑い
夏は、ストーリーに敏感になれるいい夏になりました。
必然性よりルールありき、、、ではあるが刺激的。
★★★★☆
いわゆる「クローズドサークル」もの。
バカ高い時給に惹かれて集められた人たちが「暗鬼館」なる遮断された
建物の中に閉じ込められる。
そして殺人が起こり……というお話。
ヒキが強い展開で、ぐいぐい読ませられました。面白かったです。
ただ、贅沢を言うなら、せっかくのシチュエーションにもかかわらず、
それに付け加えられた「ルール」や「マシン」がちょっと不釣り合いで、
便利すぎる気がしました。
もっとシンプルな物語でも良かったような気がします。
なので、これを読んだあとに
アガサクリスティやシドニィ・シェルダンなど
古典ものが読みたくなります。そう言う意味では刺激に満ちた作品です。
いいですよ
★★★★☆
本を読んでいる内に次のことが気になり、一気に読むことができました。
最後の落ちのところは腑に落ちないところもありましたが、十分に満足できる作品でした。
なんといってもこの作品の設定が自分にとってはまりました。
ある人文科学実験のために集められた12人、殺すこと・犯人を当てることにより報酬が上がる、一人ひとりに与えられる違った武器・・・
読んでみるべきです。
謎ありき
★★★☆☆
この手のミステリーは 中盤辺りはその後の展開や謎が気になり、かなり引き込まれます。それはある意味当然と言える。結局、評価の別れ所は最終的に種明かしした時に その意外性と整合性、驚きと納得のバランスをどう取れるか。それによって読後感は大きく違ってくる。言うまでもなくより大きな驚きとより深い納得が同時に得られれば読者は感動させられる。 そういう意味では、本作はそれほど優れた作品とは言えないと思う。 少しネタばれになるが、この話の舞台となった奇妙なアルバイトは、心理実験と言う割には、ある意味公平性を欠く明からさまな仕込みがあるし、その実験ルールも中途半端な印象を受ける。ある登場人物の言うように全員何もしないのが一番賢い選択であるのは間違いない。結局 <クラブ>の真の目的は何だったのか?という最も大きな枠組みの部分がよく分からないというのは致命的だ。ただ単に謎めいた話にする為、スリルを演出する為だけに無理矢理作った枠組みという感じがして底の浅さを感じた。 まあしかしそんな野暮は言うもんじゃない。初めに書いたように少なくとも読んでいる間は、その奇抜な舞台設定と、先読めない展開を楽しませてもらったので星三つとさせて頂きます。