呼吸を潜めるような息苦しく際どいエロスがいっぱいでしたよ!
★★★★☆
汚らわしいハイクオリティでした。
なんだよソレ、って思われるかもしれませんが、褒め言葉です。
エロくて、不可解で、気持ち悪くて、気品があって、退廃的に曇った空気感の中でのみ生きられる物語。
登場人物のほとんどが狂っています。
画面の構成が素晴らしく美しい。というかこの映像美を観る為に観たと言っても過言では無いのですが、
本当に美しい。
時に狂気と正気の境界線がぐちゃぐちゃになってギリギリアウトなシーンや、凶悪で美しい(不吉な)カラクリ達が画面に映るのですがこれがもう素敵です。
汚らわしいのにセンスが良過ぎるのです。
ただしストーリーは完全に置いてきぼりでした。