ロサンゼルス級は、優秀な性能と優れた量産性を両立させることで、1970年代以降のアメリカ海軍 攻撃型原子力潜水艦戦力の基幹を構成した。また、トマホーク武器システムおよびVLSの装備により、潜水艦に対地火力投射（シー・ストライク）という新しい任務を付与したことで、潜水艦戦略に新しい側面を切り開くことにもなった。空母戦闘群（現 空母打撃群）を直衛し、ソ連海軍の巡航ミサイル潜水艦への対潜戦を優先的な任務として計画・建造。 スペック 全長 109.73m 全幅 10.1m 喫水 フライトI/II：9.8m フライトIII：9.75m 予備浮力 機関 原子力ギアード・タービン推進（30,000 shp） S6G型加圧水型原子炉 1基 蒸気タービン 2基 2次推進モーター（325HP） 1基 7翼ハイスキュード・スクリュープロペラ 1軸 電池 ガピーIE型126個 1群 最大速力 （水上/水中）：不明/31ノット 潜航深度 457m 航続力 無限 乗員 127-133名（士官12-13名、下士官兵115-120名） 「ＡＳＤＳ　新型ＳＥＡＬ隊員輸送用潜水艇」 潜水艦から潜入上陸するシール隊員の輸送と回収を行う潜水員輸送艇。旧型のＳＤＶＭｋⅧは オープン式で温度の低い海域ではシール隊員の行動が制限されたが、新型のＡＳＤＳは潜水艦 から上陸地点までシール隊員を密閉型のデッキに収納し輸送回収を行える。 ＡＳＤＳは現在シーウルフ３番艦ジミー・カーターとヴァージニア級１番艦、改オハイオ級、改ロサ ンゼルス級に搭載可能である。