面白いです。
★★★★☆
この作家の作品は、時には薀蓄が鼻につくのだが、本作は抑え気味。
よって、どなたかも書いていたように、エンターテインメント性が充分で、面白いアクション小説に仕上がっていると思う。
楽しめる作品です。
海自特殊部隊の奮闘、そして仕組まれた陰謀
★★★★☆
海上自衛隊の特別警備隊(Special Boarding Unit:SBU)をモデルにした
NHKドラマ「外事警察」でもおなじみの麻生幾氏の作品
読み始めると、豊富な情報量と鮮やかで緻密な描写に一気に引き込まれて
1日で一気に読み切ってしまいました。
かつて、国を守るために戦っていた主人公の河合。
河合は、いつかその時が来るのを信じてミンダナオ島でダイビングショップ
で働きながら秘密のミッションを遂行していた。
そして、国境なき医師団の日本人女医の失踪からストーリーは一気に展開していく・・・。
今回はアクション娯楽小説
★★★★☆
今回は珍しく娯楽に徹したアクション小説である。スパイハンターではなく、国に幻滅して特殊部隊を辞めた隊員が主人公。フィリピンのダイバーショップで働く主人公河合のところに、ある日、犯罪組織に拉致された娘を助けてくれ、と言う依頼が舞い込む。特殊部隊のスキルを十分に生かし敵地に潜入、ミッションは成功するかに思われたが、その裏には悲哀漂う壮絶なストーリーが隠されていた、と言う話。
難しい話はなしで、純粋にアクション小説に徹している。しかし麻生氏の専門用語や臨場感漂う描写は、他のアクション小説とは完全に一線を画す迫力に満ちている。アクション小説が好きな方も、今までの麻生作品のファンの方も両方楽しめる一冊。長さも丁度良いので是非一読を。
SBU
★★★★★
麻生幾氏の最新刊である。数々の氏の本を読んだ筆者は、氏の情報力には脱帽しっぱなしである。 今回のは、自衛隊モノでしかもSBU(特別警備隊)の元小隊長を中心としたバッドボーイズの活躍である。舞台はフィリピン・ミンダナオ島。 そこで繰り広げる死闘と主人公の過去そして迫る脅威。 300ページ強だが、読み応え十分だ。 文庫化する際、氏の小説はかなり加筆修正されるため、ハードカバーと文庫本どちらも楽しめる。