本作の中でもひときわ目立っているソウル・バラードが「How a Man's Supposed to Change」だ。このキャッチーで明るいバラードを彩る胸おどるコーラスは、本作の他の多くのバラードとちがって、どんなボーイズバンドとも対照的な、まさにブルーならではのサウンドになっている。本作を含めたアルバム3枚を通じてブルーは、ひたすら心地よいトラックを聴かせてくれるけれど、その多くがウエストライフのサウンドにひどく似てしまっている。必ずしも悪いことではないが、ブルーには独自のスタイルがあるのだからもっとはっきりそのスタイルにこだわってもいいはずだ。(Georgina Collins, Amazon.co.uk)