入門書としては難しいかな?
★★★☆☆
書かれた時期がちょっと古いから、作中に出てくる戦闘機は開発ナンバーがもっとも新しいのがF20タイガーシャークです
そんなのだから情報が古いですね。
今後、各国の主力となるであろう4.5世代戦闘機や第五世代戦闘機についての言及はまったくありませんし。
それどころかフォークランド紛争や湾岸戦争などで活躍した戦闘機の紹介もない
だから、軍事マニアには少々物足りない事が残ると思いますが。
第二次大戦でメッサーシュミットが始めて登場し、アメリカのP54Aなど、第一世代の戦闘機
そして太平洋戦争を経て朝鮮戦争でこうした第一世代戦闘機がどう進化していったか
さらにベトナム戦争での第三世代戦闘機の成長など、興味深い歴史が書かれています。
それに翼荷面積とか、推力とか、戦闘機のスペックを語るのに必要な用語も、この本で理解なさった方が、戦闘機についての前知識を得るのに役立つと思います
少し難しめの入門書
★★★★☆
初版が1984年頃のため、戦闘機への言及はF−15AやF−20までで終わっているため最近の機体や装備が知りたい人にはお勧めできない。しかし初期ジェットからF−15までは一貫した概要が書かれているし、レーダー・武装にも詳しく言及され、図も多用されているので入門者だけでなく詳しい人が読んでも色々発見はある。値段の割りにお勧め。
ジェット戦闘機の戦い
★★★★★
ジェット戦闘機がどういうものなのかがよくわかります。F80, F86セイバー、F104スターファイター、F4ファントム、F15イーグルと、どういう開発思想で戦闘機が発達してきたかがわかります。空中格闘戦から、スピード命の迎撃、万能を目指した戦闘爆撃、そして再び、格闘戦にもどるという時代の要請とともに発達してきたのがわかります。特に、F86セイバーについては、詳しく書かれています。写真も載せられています。また、メカニズムの詳細のイラストが載せられていて、読んでいて飽きませんでした。2日ぐらいで読めます。