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人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ ~『笑う犬』プロデューサーの履歴書~

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: キネマ旬報社
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バラエティーの見方が変わる ★★★★☆
ウンナン好きなので、二人と縁の深い著者の今作品はとても興味があった。

良い点として、『ひょうきん族』『夢逢え』『誰やら・やるやら』『笑う犬』の演者やスタッフとのエピソードは、とても人間臭く、「面白い番組の裏にはこんな葛藤があったのか」と、大変読み応えがあった。

短所は少々説教臭い点だ。あと、ダウンタウンにも言及しているエピソードがあるが、「今さらそんなこと言われても…」と思った。

ウンナンが『誰やら』に抜擢された当時、確かにダウンタウンの二人は複雑な心境だったに違いない。

だけど、ダウンタウンにとってウンナンは、戦友とも言うべき特別な存在なのだ。二組の関係には、著者の介入はいらぬお世話だったのでは?

でもこの著者を読むことによって、バラエティーの見方が変わると思います。そんな新鮮な感覚を味あわせてくれる作品です。
生きてるって、何だろう? エンターテインメントって何? (笑う犬風) ★★★★★
単純に大好きだった番組が、どのようにして作られたのだろうかと軽い気持ちでこの本を買いました。
読んでいくうちに、つい笑ってしまったり、感動してしまったり、自分と重ねてしまったり、色々と考えさせてくれる本でした。

特に「娯楽って何?」「エンターテインメントって何?」「芸術って何?」「人が幸せになる事ってどういうこと?」を考えさせてくれました。
だから、この本はものづくりに携わっている人含め、組織の中で働いている全ての人が読むべきだと感じました!!

私が「笑う犬」をテレビの前でワクワクしながら見ていたのと同様に、この本もワクワクしながら読めて楽しかったです。
さすが、数々のヒット番組を手掛けた名プロデューサーだと感じました。
本でも私達を魅了してしまうのか、恐るべき吉田P!!
職業:テレビマンということ。 ★★★★★
テレビマンという職業の存在、そして、どんな風にして自分が常日頃見ている番組が作られているのかということが、良いところも悪いところもわかって興味深かった。
あの頃の面白かったバラエティ番組には哲学があったから面白かったんだ、とも思った。
今見ている数々の番組の裏にある哲学って・・・とも思った。
こんな背景があったなんて ★★★★★
30代ですが、最近になって「笑う犬」シリーズのDVDを見てハマッています。
この本は書店で偶然見つけ、帯の文句に惹かれて購入しました。噂には聞いていましたが、番組中止の経緯などが生々しく書いてあってびっくり。同時に、ウッチャンや吉田さんがこんなに苦しみながらコントを作っていたことにも驚きました。コントを作るのって、本当に大変なんですね。

いまだに見ることができない「夢で逢えたら」の背景について知ることができたのも収穫。この本を読んで、さらに見たくなりました。
著者の思い入れが強いので内容に好き嫌いはあると思いますけど、フジテレビのバラエティで育った人なら読んで損はないと思います。番組の背景を知ってからDVDを見ると、また違った見方ができますし。
過激なフジテレビバラエティ史 ★★★★★
とにかくエグい。過激。
実名でフジテレビ現役社員の名前もバンバン登場し、必ずしも褒めてはいない。
特にひょうきんディレクターズに対する怨念にも近い辛口評価には驚いた。
巻末の横澤彪氏との対談も、かなりのピリ辛モード。

フジテレビらしさや長所の何たるかは確かに書かれている。
しかし、低迷期のフジのダメさ加減も真正面から記述しており
フジテレビがよく本書の出版を許したものだと思う。
実に思い切りよく、言いたいことを言ってやった!という覚悟の書。

著者の回想録という形をとっているが、フジテレビバラエティ20数年史として大変貴重な記録。
「やるならやらねば」が事故によって打ち切りになったくだりや、
「ごっつええ感じ」終了に対する解釈、フジテレビの日テレとの視聴率戦争を経ての
「笑う犬の生活」スタートに至るくだりは、当事者エッセイとしても、史料としても読み応えがあった。
特に事故の記述部分はあまりに生々しい。10数年たってやっと書けることなのだろう。

個人的には、コント番組を作り続けることがどれだけ大変で
精神的にもやられるかという部分がとても印象に残った。
ネタ切れを起こし、アイデアの限界に直面して、
総崩れになっていく様は壮絶というか、悲惨というか、いたたまれない。

著者が自身の功績を鼻にかけているように読めなくもない。時折顔を出す説教臭が気にならなくもない。
だが、自分の能力の限界を正直に認めたり、自分の嫉妬心や功名心を隠さなかったり、
リスクを負って面識ある社員の実名を出したり、という愚直な誠実さには好感が持てた。
文章も、テレビ屋の本にありがちな俗物なタッチではなく、スマートで上品、かつ読みやすい。
それがギリギリのところで嫌味臭を消している。

ウッチャンとの対談は、いつになくストイックなウッチャンが新鮮。
著者のことをここまで恩に感じているとは意外だった。
著者の重要局面でどれだけ支えあっているかが分かって、ほっこりした気分になれた。

また、自身のプロデュース作だけでなく、とんねるずやダウンタウン、
エンタの神様やM-1にも折に触れて言及しており、
その時々でそれらがテレビ界にどんな意味を与えたのかが、よく理解できた。

「笑う犬」ファンやウンナンファンにはマストアイテム。
近年のフジテレビバラエティ史料としても貴重な記録。
さらにテレビバラエティの存在意義を深く考えるきっかけにもなった。

軽い気持ちでテレビ屋の裏話本だろうと思ったら良い意味で裏切られたので、その意外性も込みで5点。
お手軽な業界裏話エッセイを求めている人にとっては、たぶん3点くらい。