1曲目の「Drwan to the Rhythm」は癖になりそうな名曲。彼女の滑らかで勢いあるソプラノヴォイスとロナルド・ジョーンズのドラムが実に印象的(ビラトロンの単調な音色は似合わない気もするが)。パワフルなエレクトリック・ナンバー「Into the Fire」ではファンキーなベースラインがグルーブを生み出し、失恋を歌った「Path of Thorns」「I Will Not Forget You」はシンプルながらブルージー。シンニード・オコーナー風の「Lost」や「Shelter」といった内省的な曲では、新たな一面をのぞかせる。賛美歌風の「Mercy」は一番退屈な出来で他の曲に比べると内容に乏しいが、彼女の歌声は信じられないくらいさまざまな表情を見せてくれる。『Solace』は間違いなく、才能が開花しつつあった頃のマクラクランそのものだ。(Rebecca Robinson, Amazon.com)