若々しいロマンチシズムを一番感じるのは「Trust」(「心の奥深くにしまった風景/遠い昔、安らぎと喜びにみちた頃...」)。男性ボーカルやキラキラしたシンセ音、ボンゴ、エコーの深くかかったギターのフレーなどが散りばめられたキャッチーな曲だ。その後に続く曲はみなそれぞれ魅力的だが、聴き方によっては空虚な印象が強すぎるかもしれない。しかし、今作はマクラクランがまだ初々しい、神秘的な歌手だった頃の記念碑として価値のある1枚だ。この頃ほどの情熱は世界的成功を収めた以降の彼女には感じられないのだから。(Rebecca Robinson, Amazon.co.uk)