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三毛猫ホームズの推理 (角川文庫 (5680))

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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シリーズ最高かと ★★★★★
小学6年くらいの時に読み、読後に動けなくなった。
感慨っていうと違うけど、小さく浅い経験なりに「なんでだろう」「この時にああしてれば」「自分ならどうか」などなど、その衝撃を受け止めるのに小一時間はボケーっとせざるを得ない、そんな作品でした。

中学校に入って、高校に入ってもう一度読むと、少しトリックが大味だなぁとも思う一方で
改めて赤川次郎の描く人間の、奇妙なまでの魅力にやけに心打たれました。
ことに三毛猫ホームズシリーズの女性は毎回素敵ですが、本作はいうべくもありません◎

軽さが特徴のシリーズ、しかし私はこのやや重い作風ゆえに、この作品が全シリーズで一番心に残るものとなりました

やりきれない気持ちを読後に抱えながら、悶々とちょっとした思索にふける時間を楽しんでください◎
何気に・・・、 ★★★★☆
三毛猫ホームズシリーズは、これが一番面白いかも・・・。

記念すべき第一巻ですが、石津刑事は登場してこない唯一の巻です。

天職とは言えない刑事を仕事にしている主人公、片山。
事実、辞表は出しているのだが、なかなか受理されず、何となく仕事を続けています。

そんな彼に、事件が舞い込み、そこで、本書のキーパーソンである聡明なホームズと出会います。

このシリーズは、別に一巻から、順に読まなければ他の巻が理解できない様なシロモノではないので、ここから読まなくても充分他の巻も楽しめるが、何より僕の感想として、一巻が一番面白かった・・・と思いますね。




すべてはここから始まった… ★★★★★
今でも続く人気シリーズであると同時に、実は私が初めてお小遣いで買った小説です。
とにかく面白い。当時小学校の高学年だったと思うが、夢中で町の図書館で以降のシリーズを読み漁った。
当時はよく判らなかった事も今では判るようになった。
登場人物が胸に抱いていた様々な思い、そして悲しみ…
すべてがどんでん返しの結末に収束されて行く様には衝撃を憶えました。

推理小説の入門書としては最高の一品かと。
シリーズ最高傑作 ★★★★★
私は本作がシリーズの中で一番読み応えがあると思っています。現代の切り裂きジャックの登場、密室、意外過ぎる犯人、片山兄妹の悲恋…とにかく「一気に読ませる」でした。石津さんがいないのは寂しいですけどね。一番好きなシーンは、ホームズが片山さんの優しさに触れ、彼をパートナーに選ぶ所です。ある解説で片山さんは女性にとって涙を拭くハンカチのような存在、という文章に納得です。この本で片山さんは吉塚雪子さんに惚れ、プロポーズしますが、やっぱり美人は得ねとヤキモチを焼いています(笑)いずれにしても、何回も再読してしまう作品です!
猫を登場人物にした著作を探して本書にたどり着きました。 ★★★★★
猫を登場人物にした著作には、「我が輩は猫である」が代表的です。

推理小説では、海外には何人かおみえになります。
日本では赤川次郎さんが有名でした。

猫の活躍の表現は、ある程度押さえられているようなので、
猫好きでない人でも、さほど嫌な感じはしないと思います。

いかがでしょうか。